人間のルーツと言語

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人間がどのような進化をたどって今の人間になったのだろうか、最近個人的に興味を持っているテーマの一つです。調べてみると、アフリカで進化が起こったあと、その後各地域に拡散していったというのが定説になっているようですが、特に興味深いのはネアンデルタール人ホモ・サピエンスとの間に何がおこったのかという点です。

ホモサピエンスとネアンデルタール人とは交配しているとの仮説もありますが、実際どうだったかについては専門家でも意見が分かれているようです。ホモサピエンスがネアンデルタール人を駆逐してしまったとの説もあります。それではどのような違いがあったのか。

この2者における大きな違いは、言語の使用であるとされています。つまり、ホモサピエンスは、言語を使用することで他者とのコミュニケーションができたため、あらゆる情報を伝達できていたということです。よく考えてみれば、情報収集力の優劣が生死を分けるというのは、今の時代も通用する部分があるような気がします。

言葉を使用することが今は当たり前になりすぎていて、言葉がない世界を想像することはなかなかできません。しかし、言葉は時に絶大な力を発揮します。人を守ることもできますが、同時に人を傷つけ、さらには命を奪う力さえ持っているのです。これは今も昔もかわらない事実であるのかもしれません。