人民元キャピタルフライト 〜銀聯カードを使って3日で15万元分の日本円引き出してみた〜

銀聯カードを使い3日かけて15万元分の人民元を日本円に替えました。銀聯カードは、1万元/日、10万元/年の海外引き出し制限があります。ですので、3日で15万元というのはその引き出し制限に抵触してしまいます。しかし、次の方法を使えば理論上いくらでも可能です。

方法

中国のキャッシュカード5枚使って1日1万元引き出す。詳細はこちらをご参照ください。

手数料合計

806.53元

①中国銀行 49.77元×9回=447.94元

②HSBC中国 119.53元×3回=358.59元

③華夏銀行 無料

引き落とし額合計

149302.05元(2,580,000円=172,000円×15回)

レートは17.28円(3日間のレートは約17.23円)

経費率

0.54%

人民元を日本円に両替する最も効率的で低コストな方法は別の記事に紹介させて頂いた通りです。今回中国銀行やHSBCなど高コストなカードを使用したので、華夏銀行など低コストなカードを複数枚所有できればさらにコストを抑えることが可能です。最低コストの華夏銀行のカードが一人何枚まで作れるかは今度確かめます。ちなみに中国銀行は4枚です。この制限も協力者がいれば(友人とか)、どうにでもなりますね。このように、多少手数料を多めにみれば銀聯カードでプチキャピタルフライトは可能ということです。(数千万とか億レベルは知りません)

次にもう一歩踏み込んで海外の銀行に送金する場合はどうするか。私は米ドルに両替し、HSBC香港へ海外送金しています。FXの現受+外貨出金を利用すれば低コストで外貨送金が可能です。

外貨送金手数料

5,000円(約290元 引き出し時のレート適用)

①YJFX!出金手数料:1,500円

②PRESTIA (旧シティバンク) :3,500円(口座に100万円相当額あれば2,000円、1000万円相当あれば無料となるようです)

総経費率(人民元を両替→ドル転→海外銀行へ送金)

0.734%

中国にある人民元を両替したい方、さらに海外送金したい方のご参考になればと思います。ちなみに300万円位を海外送金するのは問題ないと思いますが、それ以上の金額は未検証です。また、これからはマイナンバーが必要になるかもしれませんので注視が必要です。上記はあくまで個人的な参考記録ですので、両替や送金をなさる方は自己責任でお願いします。