マイナス金利にも負けない究極の分散投資術

「マイナス金利にも負けない究極の分散投資術」を読んでみました。

マイナス金利にも負けない究極の分散投資術

マイナス金利にも負けない究極の分散投資術

 

本書には、マイナス金利導入など混乱した投資環境において、高いパフォーマンスを上げるにはどんなポートフォリオが必要なのかが書かれています。これまでは、「外国(先進国)株式、外国(先進国)債券、国内株式、国内債券」という伝統的な資産分散が基本とされてきましたが、近年ではこれに新興国の株式や債券を加えるなど投資の多様化が進んでいます。この本では、さらに一歩踏み込んだ「究極の分散投資」をするために、どのようにポートフォリオを組めばよいか説明されています。興味のある方はぜひ本書を読んでみてください。

この「究極の分散投資」を実現する方法として、主に海外ETF投資信託を使用する方法が紹介されています。海外ETFには、私の投資しているVTも紹介されており、これ一本で全世界の株式に投資が可能な商品として勧められています。本書は発売されて間もないので(2016年6月7日)紹介されている海外ETF投資信託の情報は新しいものばかりです。もちろん、これらの情報は出版された時点での情報なので、今後時間が経つにつれて古い情報となってしまいます。しかし、どのように最適なETF投資信託を選ぶべきかについても具体的に説明されていますので、その方法を使えば、いつでも最新の情報を自分で参照し、適切なETF投資信託を選ぶことができるでしょう。

この本でも「分散投資」と「長期投資」を「続けること」が重要だと書いてあります。私自身は「余剰資金は全て株式へ長期投資」という少し偏った方針で投資を行っておりますが、根底にある部分は同じだと考えています。今後も書籍やブログなどで情報収集と勉強を続けていき、今後の投資に役立てていきたいと思います。