資産3000万円で東京でのセミリタイア生活を空想する

3000万円位の資産があれば東京でセミリタイア生活できるのでしょうか。ちょっと具体的に実現可能か調べてみました。

たまにニュースで東京の不動産価格が上昇しているという記事を目にしますが、東京の田舎の方はそこまででもないようです。もちろん都市部はそれなりに高いのでセミリタイアの居住地としては適していません。ですので、今回着目したのは東京の田舎の方です。私のバイブル的存在であるお金持ちになれる黄金の羽根の拾い方2015 知的人生設計のすすめを読んでいたら、次のようなことが書いてありました。以前は生活コストを下げる経済合理的な方法として東南アジアへの移住をあげていたようですが、ここ10年で状況は変わり、東京の田舎で暮らす方が便利でコストも低いということです。

人口減と都心回帰で東京郊外は空室が増え、家賃が下落しています。八王子や青梅の駅からバスで10分ほどのところなら、2LDKのこぎれいなアパートで家賃は月5万円程度です。

交通の便は確かによくありませんが、コンビニやスーパー、ファミリーレストランはあるし、最近ではネット通販で何でも買えます。医療施設も充実しており、なんといってもすべてが日本語だけで足りるのが魅力です。

確かにそうかもしれないと思い、ちょっと調べてみました。ほんとに5万円で借りれるのかしら。いや〜ほんとうですね。比較的新しい築10年以内のマンション1LDKがちょうど5万円位です。写真を見る限りかなりいい感じです。もう少しグレード落とせば2LDKで5万円位の物件もあります。さらにびっくりしたのは、古いマンションであればワンルームが中古で200〜300万円、2LDKでも500万円位で買えてしまうということです。

家賃5万円だったら年間で60万円です。年間60万円であれば、1200万円を利回り5%の資産に投資すれば達成できます。全世界株式ETFに投資すれば、理論上決して不可能ではないのではないでしょうか。総資産3000万円あると仮定すると、残された資産1800万円も5%で運用すれば90万円のリターンが期待できます。この90万円でその他生活費をまかなえれば、あれ、セミリタイアできちゃうんじゃないの????ということになります。自分は古いワンルームで十分という方はもっと実現可能性は高まります。家賃は2〜3万円です。ちょっとテンション上がりますね。

もちろんあくまで理論上のお話ですのでそううまくはいかないでしょう。しかし、3000万円位あれば東京の田舎でセミリタイア生活は十分できるのではないかとお話です。しかもそんなに切り詰めた感じでもありません。セミリタイアなんて無理無理!という前に、自分の身近な地域や条件で色々調べてみましょう。意外とそんな難しいことでもないことに気がつくかもしれません。今後もセミリタイアのフィージビリティスタディをしていきたいと思いました。