株式投資は20代前半から 10年後に3500万円を貯めて経済的独立を目指す

日経新聞を読んでいると貯蓄に関する記事をたまに見かけます。この記事は、社会人10年目までに年収相当分を貯めましょうという内容でした。

会社員で平均収入の場合、月2万円と夏冬ボーナス時に10万円貯めると年間40万円になるので、これを10年続ければ400万円になるという計算です。おすすめは給与からの天引き貯蓄で、まずは財形から始めるとよいとのことでした。ネット銀行を使って自動的に別口座に移すのという方法も紹介されています。その他にはインデックス型の投資信託で積み立ても提案されていました。

このように、貯蓄の王道は先取り貯蓄で自動的に給与から天引きされるシステムを構築しておきましょうね、という記事です。とても確実でだれでも実行できる内容だと思います。

しかしながら、この手の記事を読むといつもあることを思ってしまいます。やり方が手ぬるいなと。手ぬるすぎる。もう少し刺激的な内容の方が読者を引きつけられるのではないかと思うのです。その他よく見る例では、老後資金として65歳までに3000万円を貯めましょう。みたいな記事もあります。

会社員10年後に400万円、65歳で3500万円。。

それってそんなに難しいことなのでしょうか。甘い甘い、甘いぞ、甘すぎるのではないか。

それよりも次のような記事の方が就活中の学生や新卒社会人たちに大きなインパクトを与えられるかもしれません。

全世界への株式投資は20代前半から

10年後に3500万円相当を目指す

おいおい何を言ってるんだ、そんなの無理だろう、思わせる位のインパクトがあったほうがよいでしょう。そしてこれを達成するために下記のことを遂行すべしと提案します。

年間250万円の余剰資金を作り出し、すべてを全世界に分散された株式やシーゲル教授の推奨する株に一括投資をする。また、チャンスがあるならば出来る限り早く海外へ出向し、手当や給料増を狙う、株式投資口座を開設して運用する。アジアであれば、香港やシンガポールであればキャピタルゲイン非課税で投資が可能で、金融機関の選択肢も比較的多い。さらには、結婚してダブルインカムを目指すのもよいでしょう。

30歳過ぎで3500万円あれば、株の配当だけで100万円近くのキャッシュを生み出すことも可能です。フルタイムで一生懸命働かなくてもよくなります。会社で変なパワーを使うより、自分の好きなことにたっぷり時間を使って、それをビジネスに活かすという選択肢も考えられます。そして、老後までの期間も株式投資を続け、配当再投資を繰り返していけば、1億円を超える老後資金を手にすることも期待できます。

このようなことを就活中の学生や新卒の社会人に訴えかけてみてはどうかと思います。もちろん、そんな簡単にいくとは思えませんし、かなり現実離れした考え方だと思います。しかし、へえ〜そんなこともできるんだ、という可能性を提示するだけでも有意義なことだと思います。なぜならこれによりクリエイティブかつ自発的な志向が醸成されるかもしれないからです。固定観念みたいなものをぶっ壊すのです。

大事なことは、金持ち父さんの言う通り、そんなの無理だというのではなく、それっていいな、どうやったらできるのかな?と考えてみることだと思います。そしてその方向に向かって一歩足を踏み出してみることです。その先に手にすることができるのは、凡人にはなかなか手に出来ない尊い代物なのではないでしょうか。