資産3000万円達成を目前に控えて

私は普通のサラリーマンですが、普通のサラリーマンにしては資産額は多いほうだと思います。なぜ資産が多いかというと、お金に対する執着が人よりも強かったからだと思います。

私の資産額は今2800~2900万円を行ったりきたりしています。一時期2900万円を超え3000万円達成も秒読みかと思いきや、円高株安でまた遠のいてしまいました。そう簡単に3000万円の壁は突破できません。

私が小さい頃、親がいつも「お金がないお金がない」と連呼していました。また、友達よりも小さな家に四人家族で住んでいたので、うちは本当にお金がないのだと思い込んでいました。大人になってから全くそんなことはなく結構経済合理的な決断をしていたのだなということが分かってきましたが。。

そんな勝手な思い込みから自分はなんとしてでも金持ちになろうと思うようになりました。そして、真っ先に思いついたのは株式投資です。私は大学卒業とほぼ同時にそれまでに貯めていた資金をいくつかの日本の個別株に思い切って投資しました。しかし、リーマンショックによって、一生懸命貯めた資金は半分以下となってしまいました。そのときのショックは計り知れないものでしたが、今となっては本当に良い経験ができたと思っています。絶望しながらも、あきらめずにコツコツと株を買い足せたことで今の資産の礎を築くことができました。その後はインデックス投資へ切り替え、低コストインデックスファンドに投資しながらさらに資産を増やし、今の米国株ETF+個別株投資に落ち着いています。

最初から米国株インデックスに投資していれば、、と時折タラレバおじさんになりますが、この右往左往しながら自分なりに思考し、実行してきた経験は本当にかけがえのないものです。今となっては米国株市場をまるごと買うというのが最適解なのかもしれませんが、たとえ間違った方法であっても、自分のお金を使って、それを失い、それを増やすという経験は、投資でお金を増やすためには不可欠なプロセスです。この10年で私と同じように右往左往しながら、もがきながらも投資を続けてこれた31歳は少ないと思います。

その結果として総資産3000万円という節目が目前に迫ってきました。お金持ちからすれば、3000万円などたいしたことのない金額だと思うかもしれません。しかし、私にとっては3000万円はとてつもない大金です。まさか10年前の私は、10年後に3000万円もの資産を築き上げることなど思いもよらなかったことでしょう。

31歳の独身サラリーマンが3000万円位の資産があると精神的に辛くなってきます。なぜなら、サラリーマンをする必要性がなくなってくるからです。その位の資産があればいろいろなものを買うことができます。時間すらも中途半端に買うこともできてしまいます。だから、サラリーマンでいることは忍耐力が求められます。

また、日々の資産変動もサラリーマンの月収位になるので、日々の仕事が本当に馬鹿らしく思えてしまいます。周りにいる一生懸命働いている人が時に滑稽に見えてしまいます。たとえどんなに上司に媚びへつらったって、顧客を接待して新規受注を取ったって、給料は飛躍的には増えないのに。もちろんサラリーマンをしているのはお金のためではないという人は別ですが。。私はお金のためにサラリーマンをしているので、この馬鹿らしい仕事を割り切って、冷たい心で対応することに努める必要があります。

私にはサラリーマンを定年まで続けられる忍耐力はありません。だから、サラリーマンを早く辞める方法を常に考えています。その一つが投資です。さすがに3000万円では心許ないと思っているので、35歳までに5000万円を作ることを当面の目標としています。

あなたは今のサラリーマン生活に絶望していませんか?そこから脱却するためには自分の頭を使って考えて、それをすばやく実行に移すことです。それができれば、状況を好転させることができると思います。何もしなければ当然何も起きません。ともに経済的独立を目指して頑張りましょう。私は35歳で5000万円を作ってセミリタイアするつもりです。