東京のタワーマンションに住むには今のポートフォリオでいくら必要か

先日、3000万ほどのダウの子犬を飼うと家賃7万円程のマンションを保有するのと同じだとという記事を書きました。では、東京のタワーマンションを保有するためにはどのくらいの資産が必要になるのでしょうか。

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どのタワーマンションにするかでも変わってくると思いますが、ここでは新宿の富久クロスコンフォートタワーとシティタワー四谷を参考にしてみます。両方とも一番安い1LDKで家賃21万円でした。ほぼ空きはないようですが。。

では、この21万円を株の配当金でまかなおうとするとどのくらいの資産額が必要でしょうか。最近始めた個別株ポートフォリオで計算してみます。銘柄はこの5銘柄です。

  • CocaCola 配当利回り 3.42%
  • Phizer 配当利回り 3.79%
  • PhilipMorris 配当利回り 3.78%
  • Royal Dutch Shell 配当利回り 6.9%
  • HSBC 配当利回り 6.19%

これを均等分散投資したとすると、平均配当利回りは4.816%です。ここから税金20%を差し引くと、3.85%となります。つまり手元に残るのはこの3.85%分となります。

では計算してみましょう。

  • 家賃21万円×12か月=252万円
  • 年間家賃252万円÷0.0385=6545万円

はい、ということで、上記5銘柄を6545万円分保有すると、流動性の高い東京のタワーマンション1LDKを手に入れるのと同等の効果があることがわかりました。あくまでも分配金が減らないことが前提となりますが、一つの目安にはなると思います。

このように、私はマンションを購入するより、米国株を買ってその配当金で家賃をまかなう方が合理的だと思います。なぜなら、マンションを買うより低保有コスト、流動性が高い、低リスクだからです。例えば、違うタワーマンションに引っ越したくなったらすぐに引っ越せる、万が一お金が必要になったら、株の場合すぐに現金化できる、さらに5銘柄の大型株に分散投資しているので、マンション一部屋買うより低リスクです。

だから、サラリーマンがマンションを買う唯一のメリットは、レバレッジを効かせられることくらいだと思いますが、その一極集中のリスクをちゃんと認識したうえで行動に移すべきだと思います。

ちなみに私のほぼ全財産3000万円を上記5銘柄に投資すると、年間115万5千円のキャッシュを手に入れることができます。月96000円です。既に家賃96000円と同等のマンションを保有しているのと同じ資産を持っていると考えるとちょっと驚きます。

今後はさらに資産を増やして、そこから得られる資金の増大を図っていきたいと思います。