ロイヤルダッチシェルのスクリップ配当

ロイヤルダッチシェル(RDS.B)からスクリップ配当をいただきました。スクリップ配当とは何かというと、配当をキャッシュではなく株で受け取ることです。この仕組みは勝手に株を購入手数料なしで積み増してくれるので、配当再投資戦略を取る投資家にとっては最強の仕組みだと考えています。

英国ADRにはいくつかスクリップ配当を実施している銘柄がありますが、私の保有する銘柄では、ロイヤルダッチシェルとHSBCが該当します。今回は、ロイヤルダッチシェルのスクリップ配当があったのでその内容を報告します。今回焦点となるのは、キャッシュでもらった方が得なのか株でもらった方が得なのかという点です。具体的に見ていきましょう。

キャッシュの場合

  • 180株×0.94USD=169.2USD

スクリップの場合

  • RDS.A株 55.052USD ×3株+4.04USD=169.2USD

こんな計算機があってとても便利です。

RDS.A株の6月29日時点の価格はこちらです。

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これだけみると、キャッシュ(169USD)でもらっておいた方がよかったね、という結論になりそうです。しかし、もし配当金をすべて再投資しようとすると3株も買えません。なぜならHSBCの場合18USDの購入手数料がかかるからです。だからそれを考慮すれば、まぁいいかなという感じです。

それよりもRDS.BじゃなくてRDS.Aで再投資されることを知りませんでした。なぜだかよくわかりませんが、ウェブサイトにはちゃんとRDS.Aで分配されるからね、と書いてあります。

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Dividend policies | Shell Globalより転載

このように、無事にスクリップ配当を受け取ることができました。スクリップ配当を選択すれば、購入手数料なしで勝手に株を積み増してくれるので微妙にお得感があります。損得は購入価格が決定されるタイミング次第だと思いますので、お好みに応じて使い分ければいいと思います。次回以降どうするかはまたその時に考えようと思います。今度はHSBCの分を報告します。また一つ勉強になりました。