私は個別銘柄の大半をダウの子犬で構成しています。ダウの子犬とは、ダウ平均30銘柄で最も配当利回りの高い10銘柄のうち、最も株価が安い5銘柄のことです。
ダウの犬や子犬は、ダウ平均をアウトパフォームする可能性が高いと本に書いてあったので試しています。しかし、薄々感づいていたのだけど、ダウの子犬ってほぼ不動なのではないかと思うのです。
ダウ平均で配当利回りが高いTop15銘柄はこちらです。
2017年9月26日時点
ダウ平均配当利回り高いTop15 青字がダウの子犬
- VZ:4.77% 49.51USD
- GE:4.09% 24.93USD
- IBM:3.85% 146.56USD
- Exxon:3.81% 80.89USD
- Chevron:3.68% 117.52USD
- Phizer:3.61% 35.30USD
- Cisco:3.44% 33.76USD
- Coca-cola:3.25% 45.57USD
- P&G:2.98% 92.65USD
- Intel:2.91% 37.47USD
ボーダーラインーーーーーーーーーー
ダウの犬候補
- Merck:2.90% 64.76USD
- McDonald's:2.63% 153.35USD
- Walmart:2.57% 79.39USD
- J&J:2.57% 130.94USD
- Catapillar:2.51% 124.51USD
仮にIntelが利回り11位になって、Merckが繰り上がって10位になったとします。この場合、Verizonがダウの犬メンバー入りします。なぜならTop10銘柄のうち5番目に株価が安いのがベライゾンだからです。(Merckは6番目)
配当利回りで上位にいるベライゾンやGEが急騰して(配当利回りが下がって)ダウの犬を外れる可能性は低いので、次にありうるのは、Coca-colaやCiscoやPhizerが急騰して(配当利回りが下がって)ランク外になることです。
しかし、11~15位のいずれの銘柄が繰り上がったとしてもダウの子犬にはなれません。なぜならいずれも5番目に株価の安いベライゾンより株価が高いからです。つまり、ダウの子犬となるためには、ベライゾンより低い株価でランクインしなければなりません。それを満たすのは結構むつかしいことのように思えます。
ちなみに株価の安い銘柄Top10は次の通りです。
ダウ平均株価安いTop10 青字がダウの子犬
- GE:24.93USD
- Cisco:33.76USD
- Phizer:35.30USD
- Intel:37.47USD
- Coca-cola:45.57USD
- Verizon:49.51USD
- Nike:53.7USD
- Merck:64.76USD
- Microsoft:73.26USD
- Walmart:79.35USD
これを見ると、ダウ平均で最も株価の安い5銘柄がダウの犬になっていることが分かります。ベライゾンの次にNikeが控えていますが、配当利回りは1.34%とTop10入りは難しそうです。次のMerckが候補になりますが、株価は64.76USDとベライゾンの49.51USDには大きなギャップがあります。このことから次のことが言えそうです。
まとめ
Intelが陥落するとダウの子犬はほぼ固定される。
つまり、ダウの子犬戦略を取る=ベライゾン、GE、Cisco、Phizer、Coca-colaと運命共同体となる。
今更なんですけどね、まあいいでしょう。しばらく様子を見てみようと思います。