ダウが24000ドルを超えた

f:id:wakaiojisan:20171201113013j:plain

ダウが24000ドルを超えました。ついこないだ23000ドルを超えたばかりだった気がするので驚いています。

いつ暴落するか分かりませんが、米国インデックスに投資しておいてよかったなと思います。私はポートフォリオの大半をVTIに、確定拠出年金をダウ100%にしています。

VTIは先日135ドルに乗せたと思ったら、一瞬で136ドル台になりました。VTIを買って一年ちょっとしか経っていませんが、これだけで日本円にして270万円位の含み益が出ています。112ドルで1000株購入したので、必要だったのは11万2000ドルと購入手数料18ドル、そして、勇気と忍耐力です。

もちろん、運が良かったというのは言うまでもありませんが、それでも300万円近くのお金が得られるのと得られないのとでは、庶民からしたらとても大きな違いです。

投資をしていない人は、羨望の目で投資家を眺めているでしょう。もしかすると「暴落しろ、暴落しろ」と心の中で呪いをかけている人もいるかもしれません。いずれにせよ、心中穏やかでないことは確かです。

しかし、投資でお金を増やした人も決してタダでそうなったわけではありません。今まで一生懸命働いて得たお金をリスクに晒したからこそお金を増やすことができたのです。日々無駄なコストを削減してその分を投資に回している人もいるでしょう。つまり、それなりの代償を払って、お金を増やしているということです。

投資をするというのは思ったよりも大変なことです。特に資産額が増えるにつれてあらゆるコントロールが難しくなります。

日々の株価変動でサラリーマンの月給が増減しても平然としていなければいけませんし、積みあがる含み益を確定するのをこらえなければなりません。さらに、いつ来るか分からない暴落の不安をうまく飼いならさなければいけないのです。

それができて初めて資産を増やすことができるのです。私もたった一年間ですが、幾多もの苦難を乗り越えてきました。

投資本を読んでいると「自分のリスク許容度を把握しましょう」というのをよく目にします。しかし、これは自分で投資をしてみないとわからないというのが持論です。最初は数千円損するのも苦しい人もいれば、何も感じない人もいるでしょう。「この位の損失は大丈夫だ」と思っていてもいざ損をしてみると、耐えられなかったという人もいます。

私は「リスク許容度」を自分で高めることができると考えています。もし投資で数千万円以上の資産形成を狙うならば、むしろ「自分のリスク許容度を高める」努力も必要ではないかと思います。

数千万円をリスク資産に投入したら、日々の変動は、軽くサラリーマンの月給以上になります。 もちろん、それは原資産と目標とする資産額によって異なります。例えば、3000万円の資産を30年で4000万円にしたいのであれば、そこまでリスクを負う必要はありません。

しかし、経済的独立を狙うのであれば、それ相応のリスクを負う必要があります。このリスクを乗り越えるために、若いうちに余剰資産を全て株式へ投資するなどして、資産変動に動じない忍耐力と精神力を身につけていくのが理想的です。

投資本から理論を学ぶことも大切ですが、実践からしか学べないこともたくさんあります。これは投資においても当てはまると思います。