企業型DCが始まるらしい

会社が企業型DCを導入するらしいです。これにより個人型DCを解約し移管しなければならなくなりました。

私は32歳サラリーマンですが、既に確定拠出年金にまつわるいろいろな経験してきました。

  • 前職で企業型DC加入
  • 退職により個人型DCへ移管
  • 国民年金免除により個人型DC資格喪失
  • 転職により個人型DC開始
  • 企業型DC導入により個人型DC移管

確定拠出年金のメリットの一つは、退職金を持ち運びできるポータビリティとされています。しかし、今回のような資格変更によりその都度事務作業をしなければならないのは面倒くさいです。

また、企業型DCの証券会社は自分で選べないので投資商品が微妙なこともあります。もちろん、外国株式インデックスファンドがないということはないと思いますが、実際それくらいしか選択肢がないということがあります。

個人型DCではSBI証券を選んでいました。なぜならダウ平均に連動する投資信託を選択できたからです。しかし、これから始める企業型DCでは米国単独に投資できる商品がありません。このため拠出配分は外国株インデックスに100%になりそうです。

もちろんデメリットばかりではありません。企業型DCを導入するメリットは、一定額を会社が拠出してくれることとマッチング拠出で個人型より拠出額が増やせることです。今はマックスが12000円ですが、おそらく最大で20000円以上の金額を拠出できるようになるはずです。

32歳サラリーマンにとって合理的な戦略は、最大限の拠出額を株式に投資することだと思います。ですから、当面は株式100%で拠出を続けていくつもりです。

 

会社員の年金制度はよく三階建てに喩えられます。一階部分は国民年金、二階部分は厚生年金、そして三階部分が企業年金で確定拠出年金などはこの部分に含められます。それに加え四階部分が個人年金と言われ、自分で老後に備えて投資するものなどが該当します。

私の場合は、この四階部分が圧倒的に大きいです。私の年金マンションのほとんどが4階で超天井の高いゴージャスパーティルームみたいになっています。これから1~3階が増築されていったとしてもこの4階には敵わないでしょう。

だからたまに1階~3階の年金のことをすっかり忘れてしまいます。しかし、これらがそれなりに機能すれば私の老後は極めて盤石なものとなるでしょう。場合によっては、罠から抜け出す手助けとなるかもしれません。

今回の確定拠出年金は確実にその一旦を担います。1~2階よりも大きな可能性を秘めているかもしれません。引き出せるのは30年以上先ですが、使える制度は効果的に活用していきたいと思います。

確定拠出年金の教科書

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