心の静寂を求めて

先日記事にも書きましたが今年の目標は100kmを10時間以内に走ることです。今週末はその練習のために富士山の麓にやってきました。

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とてもいい天気です。週末は25度位になるのだとか。熱中症に注意しないといけません。

私は特別な訓練を受けているので大丈夫ですが、普段あまり外で運動しない方は気をつけてくださいね。

私は明日100キロ位走ることになるので栄養補給をちゃんとしておかないといけません。質素に炉端焼きとほうとうを頂きました。

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いろんな食材をバランスよく、糖質もたっぷり取ってエネルギーを補充します。

店内も静かだし、私は虹鱒との会話を楽しみました。

まさに炉端焼きマインドフルネス。

過去も未来も考えずに目の前の虹鱒に意識を集中する。今を大切に生きるのだ、と虹鱒に教えられました。

ところで、私のディープなファンならご存知の通りですが、私の趣味は超長距離走です。主に100キロ以上の野山を駆け回ることをこよなく愛します。

「何でそんなに走るの?」とか言われますが、それは「何で呼吸しているの?」と同じくらい愚かな質問です。

私の遺伝子がそれを求めているのです。

あえて言うなら心の静寂を求めて走るのです。

私たちは長い歴史の中で移動を繰り返して来ました。その中で身体は長距離移動に適応する形で進化をしてきたと言われています。

だから、長距離走が苦手な人だって適切な刺激を与え続ければ、確実に長い距離をより速く走れるようになります。

50歳過ぎでマラソン自己ベスト更新したなんて人がたくさんいることからも明らかなように、長距離走は歳を取ってからでもパフォーマンスが上がることで知られています。

なぜか。それは歳をとっても長距離移動できるように進化してきたからです。

つまり、私たちの身体にとって日々歩いたり、走ったりするのが普通なわけで、どこかにずっと座って一点を見つめているというのは異常事態なわけです。

だから、そんなことを続けてると身体や精神に異常をきたします。

私たちはそのことをすっかり忘れています。

なぜこんなにランニング人口が増えているのか。なぜジムに行くのか。そうしないとだめなように身体ができているからです。

少なくとも私たちの遺伝子はそれを知っている。

家族や友人とともに野山を楽しく、幸せに駆け巡っていた日々のことを。

呼び覚ませ。思い出せ。

あなたの中に眠っているその遺伝子を。

完全な疲労、空腹、痛み、眠気、それを乗り越えた後にやってくるあの瞬間が忘れられない。

全ての感覚が研ぎ澄まされ、疲れや痛みが嘘のように消えていく。あの完璧な心の静寂を。