メルカリのコストへの目配り

私はよく本をメルカリで売っているのですが、メルカリを通じて商売の基本を学ぶことができます。

商売の基本の一つは、販売コストをできる限り下げることです。メルカリで言うと、低コストで発送することがそれにあたります。

だからと言って発送料が一番安いものを選べばいいわけではありません。たとえ発送料が最安でもめんどくさかったら、その分余計に人件費がかかることになるのでコストが高くなるからです。

したがって、手間とか時間も考慮して、総合的コストが最も低いものを選択すべきです。

 

メルカリはコンビニからも発送することができます。コンビニによって扱う配送業者の違いによりコストも異なります。(単行本の場合)

  • ファミリーマート(ヤマト):195円
  • ローソン(ゆうパック):175円

この二つのうち家に近いのはファミマですが、ローソンより値段が20円高くなります。コストが低い方が合理的ではありますが私はいつも躊躇します。

なぜならファミマよりローソンの方が少し遠いため移動コストがかかるからです。この手間のために20円をかける意義はあるのだろうかと。

具体例を交えて考えてみましょう。

時給3000円を稼ぐ能力のある人が1分間に稼げるお金は50円です。つまり、30秒弱で20円を稼ぐことができるので、ローソンに行く手間が30秒以内なら行く価値はあると言えます。

ブログだったらどうでしょう。

毎日1時間の作業で500円稼げるブログを運営しているケースだと、時給500円なので1分間に8円ちょっと稼げます。20円を稼ぐためには2分半近くかかるので、ローソンに行く手間がそれ以内なら行く価値ありです。それ以上ならファミマに行くことで浮いた時間をブログ執筆に充てた方が合理的となります。

 

実際、ローソンに行くのは上記の時間以上かかります。だから、何かの用事でローソン方面に行く以外はファミマから発送しています。

そんな状況を打破したのがこのニュースでした。

何がいいかというとですね、うちのマンションの一階にセブンイレブンがあるんですわ。

コストはファミマと一緒なんですが、私にとって最もコストが低いのはセブンイレブンとなりました。

  • ファミリーマート(ヤマト運輸):195円
  • セブンイレブン(ヤマト運輸):195円
  • ローソン(ゆうパック):175円

なぜなら移動時間(コスト)が最も短く(低く)、バーコードをレジでピッとやるだけ(手間がかからない)なので、自分で端末を操作するファミマやローソンよりお手軽なのです。

つまり、私にとって総合的にコストが低いのがセブンイレブンとなるわけです。

商品を包んで、エレベータ乗りながら、アプリでバーコード出して、レジでピっ。

この見えないコストについて考えることが大事なのではないかと思います。塵も積もれば山となるです。

たしかに少しでも低いコストを追求するのは理想ですが、そのために他のコストをかけていないか注意する必要があります。ありがちなのは特売品求めて隣町のスーパーまで出かけるというやつですね。

自分の移動時間とかそれにかかる余計な手間とかも無視できないコストです。

もしかしたらその時間を使って他の事した方が生産的かもしれません。私の場合はブログ書くとか、会社の椅子に座っているとか、ラップ作るとかね。

こういうことを日頃から意識できれば、もっとお金を増やすことができるのではないかと思います。

まさにTime is moneyです。