私は米国の個別株もいくつか保有していますが、ITグロース系個別株は保有していません。
昨今の米国株高はFANGと言われるITグロース系の株にけん引されているといっても過言ではありません。
資金が向かっている先がハイテク株だ。ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は過去6週間で7.4%高と、上昇率はダウ平均(3.4%高)を大きく上回った。
Amzonの株価はついこないだ1000ドルを超えたばかりだと思っていたら、もう1700ドルを超えています。一時Googleと同じくらいでしたが、今の株価は1152ドル(6月15日時点)なので大きな差が開いています。
それでもITグロース系は全体的に見て堅調と言ってよいでしょう。
こういう現実を目の当たりにすると、どうしてもITグロース系の株を買いたくなってしまいます。それでも私が個別株を買わないのは理由があります。
なぜならもう十分に保有しているからです。
私はポートフォリオの半分をVTIにしていますが、実はテクノロジーが占める割合が意外に大きいのです。このため個別株と合わせてセクター別に保有比率を確認してみるとこうなります。
ポートフォリオセクター別比率
もしさらに個別でITグロース株を保有するとさらにテクノロジー偏重のポートフォリオになってしまいます。すでに全財産を米国株に投じるというハイリスクな投資をしているのでポートフォリオは幅広く分散されたものにしようというのが私の投資方針です。
私の個別銘柄はこんな感じです。
ポートフォリオ トップ20銘柄
- Cisco 15,060 6.41%
- RDS 12,935 5.50%
- HSBC 12,564 5.34%
- Phizer 12,024 5.11%
- GE 11,997 5.10%
- Verizon 11,927 5.07%
- Cocacola 10,949 4.66%
- PM 9,297 3.95%
- Apple 4,834 2.06%
- Microsoft 4,310 1.83%
- Amazon 3,798 1.62%
- Google 3,687 1.57%
- FB 2,603 1.11%
- JPM 2,102 0.89%
- Berkshire 2,045 0.87%
- Exxon 1,950 0.83%
- J & J 1,818 0.77%
- BOA 1,600 0.68%
- Intel 1,459 0.62%
- WFC 1,355 0.58%
米国株全体に投資ができるETFやインデックスファンドを保有するのはおすすめですが、デメリットはその配分を自分でコントロールできないことです。
今のVTIのようにテクノロジーと金融偏重になっている場合、これらのセクターが不調になるとおのずと自分のパフォーマンスも下がってしまいます。
なのでそれを矯正したいと思う方は、個別株やセクターETFを利用してバランスをとるといいのかもしれません。
しかし、たとえバランスの取れたポートフォリオができたとしても、必ずしもパフォーマンスが良くなるとは限りません。
このVTIのセクター配分が絶妙で今後もリターンをもたらす可能性は十分あります。
いずれにせよ自分で納得のいくポートフォリオを持つということは大事です。これなら大丈夫だと自分が信じるポートフォリオを持つことが長期投資の秘訣だと思います。