語学を身につけるために必要な素養

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語学を身につけるために必要な素養とはなにか。

海外に住むとなるとやはりそれなりに外国語を話す必要性が出てきます。ほとんどの人は中学校や高校で約6年間英語を学んだことがあると思いますが、完全にマスターしたと言える人は少ないのではないでしょうか。むしろ、ほとんど何も身に付かなかったと思われている方が多いかもしれません。

TOEICTOEFLで高得点を取る人、流暢な外国語を話す人、このような人たちを語学の才能があるとかよく言われますが、果たして本当にそうなのでしょうか。

もちろん、運動や音楽のように元々才能が備わっていて、学習した内容をすぐに記憶し、アウトプットができてしまうという人はいると思います。実際に、大学の第二外国語の授業を受けていたときに、中国語の声調をすぐにマスターしてしまう人を見かけたこともあります。しかし、幼少の頃から外国語に触れていたという特別な環境を除けば、語学ができる人というのは圧倒的な「継続力」を持ち合わせていることが分かります。

語学を本気で習得するためには、運動で言うと基礎体力トレーニングに近い、地味で退屈な作業を徹底的に反復し、身体に刷り込ませていく作業が不可欠です。語学が得意な人は、この作業を難なく長期的にこなすことが出来るか、普段の生活に語学学習をうまく組み込み自然と継続的な学習が出来ているか、のどちらかです。前者は、才能に近い部分がありますが、後者は自分自身の工夫次第といったところでしょうか。いずれにせよ、語学学習を継続できているかがポイントになります。

私は一般の人と比べれば語学はできる方だと思いますが、大学時代それなりに血のにじむような努力を積み重ねたからであって、才能があるわけでは全くありません。言うなれば、そのような地味で退屈な作業を愚直に続けることが楽しい!と思う、希有な才能を持ち合わせていたのでしょう。言葉通り、時間をかけて単語帳や問題集を一冊を隅から隅まで暗記すると語学のレベルは飛躍的に向上するものです。

「どうしたら外国語できるようになるんですか〜、語学の才能があるんですね〜」なんていわれることがあります。そんな時は「まず毎日最低3時間の学習時間を1年間継続してください」と言い返すことにしています。そうするとたいてい微妙な空気が流れることになります。

語学学習はそんな甘いものではありません。そもそも勉強時間が少なすぎるのに、才能とか年齢とか脳のスペックとかのせいにしている人よく見かけます。語学を習得するのに近道はないのです、とにかく血のにじむような努力が必要なのです。いつもそう自分にもいい聞かせています。最後にホリエモンの大学受験時の勉強法がとても参考になるので紹介します。

1日24時間のうち10時間を睡眠・食事・風呂などに当てて、残りは単語ずっと暗記です。14時間も使えます。