普通のサラリーマンが2000万円を株に投資するのは結構つらい

普通のサラリーマンが2000万円を株に投資するのは結構つらいと思います。

実際に今私が株式投資をしている金額は2000万円位ですが時折つらくなります。なぜなら日々の変動が軽くサラリーマンの月収位になるからです。

辛いならやめればいいじゃん、と言われるかもしれませんが、35歳までに5000万円を作るためにはやめられません。

運用する資産が2000万円あると、株価が1%変動するだけで20万円増減します。これはサラリーマンの月給に相当するレベルです。

想像してみてください。

朝早くから会社に行って、嫌いな上司にわけわからない指示を出され、わけわからないことをしてようやく得られる月給が一晩寝てる間に手に入ったり、消えたりするわけです。サラリーマンしているのがばかみたいに思えてきます。

2000万円を株に投資するとこういうことになります。

さらに、日々の買い物にも忍耐が必要です。例えば、2000万円あったら1000円なんかほんの誤差の範囲に思えてしまいます。

だから、毎日1000円位するケーキを食べてしまったり、毎日外食してしまいたくなります。しかし、このような生活をしていては、資産形成のスピードが落ちてセミリタイアが遠のきます。

つまり、資産が増えてきても自分を律して生きていくことが肝要だということです。このあたりが非常につらいところです。

例えば、同僚が清水の舞台から飛び降りる気持ちで買った300万円の新車もあなたならまるでコンビニで弁当を買うように買えてしまいます。ちょっとしたマンションもあなたならキャッシュでポンです。高級キャバクラも好きなだけ通えてしまいます。こんな状況でも散財せずに堅実に生きられますか?

ここがターニングポイントです。

もちろん、ほしいものがあったら我慢せずに使うべきです。お金はほしいものを手に入れる手段にすぎないからです。

だから、自分の好きなものや自分が価値があると思うものにお金を使わなければ意味がありません。ただここで私が言いたいことは、大きくなっていく資産に翻弄されたらいかんぜよ、ということです。

普通のサラリーマンが数千万単位で資産を増やしていく過程においてこれは避けては通れない道。この辛さを乗り越えるには、日々の鍛錬が必要で、この辛さを飼いならしながら生きていかなければならないのです。

だからこそほんの一握りのサラリーマンだけがセミリタイアという甘い果実を手に入れることができるのだと思います。