32歳になったよ

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お気づきの人もいらっしゃるかと思いますが、私は人知れず32歳になりました。

ほんとは誕生日に「今日は何の日か知ってる?」とやってみたかったのですが、これまで築きあげた信用を失ってはいけないと思い、踏みとどまりました。

思い返せば早いものでブログを始めて1年8か月が経ちました。

いつしか多くの人が読んでくれるようになり、コメントもたくさん頂けるようになりました。とてもうれしく思います。ありがとうございます。

振り返ってみるとこの1年8か月いろいろな経験をしてきました。

  • サラリーマン生活に絶望しブログを始める
  • ほぼ全財産を米国株に突っ込む
  • サラリーマンを辞めた
  • 無職生活をした
  • 転職した
  • サラリーマン生活に再び絶望した
  • バーバリーで10万の服買った
  • フランス、イタリア、スイスを歩いて横断した

これだけ見るとバイタリティ溢れる魅力的な人間のように映ると思いますが、私は32歳独身の冴えないサラリーマンです。

そんな32歳独身の冴えないサラリーマンは、35歳でサラリーマンを辞めることを夢見ているのです。

これが成し遂げられれば、35歳独身の冴えない無職が、2020年東京オリンピックとともに産声を上げます。

とてつもない可能性を感じるのは私だけでしょうか。

しかし、これは並大抵の努力では成し遂げられません。これができる人間は、既存の枠にとらわれないクリエイターともいえるでしょう。

多くの人が自分の時間を差し出して得られるお金を、自分の時間を売らずに得ようとしているわけです。だから、この取り組み自体はとてもクリエイティブなものです。いわば、時間を売らずにお金が得られる作品を作るクリエイターなのです。

もし自分の時間を売らなくても生きていけるのであれば、それだけの価値を持つポートフォリオを完成させたということです。無職であっても誇らしくあるべきではないでしょうか。いや無職ではなく、クリエイターやアーティストと言えるかもしれません。

しかし、無職になるというのはとても難しいことです。

なぜなら、私たちは優秀な労働者になるように小学生から大学生になるまで洗脳教育を受けているからです。同じく洗脳教育を受けたあなたの周りの人間が、サラリーマンというレールを外れる人間に容赦なく「NO」を突きつけます。これがあなたの足かせとなってしまうのです。

日本の教育プログラムがそのように設計されているようなので仕方のないことですが、その結果として多くの思考停止労働者が誕生してしまっているのではないかと危惧します。みんながサラリーマンだから、サラリーマンが正解だ、と。みんながやってるから、それが正しいのだ、と。

しかし、昨今の日本企業に関わる残念ニュースは、必ずしもそれが正しくないということを教えてくれます。

だから、まず自分でその洗脳を解いていかなければなりません。

毎日早起きして、身体に鞭打って出勤し、つまらない上司のジョークに愛想笑いして、行きたくもない飲み会に自腹で参加して、終電で家帰って寝るだけ。これを繰り返す生活は、本当にあなたが求めている生活なのでしょうか。

もしこの生活があなたに喜びと興奮を与えてくれるならそのままで良いと思います。しかし、もし違うのであれば、その生活に「NO」を突きつける勇気を持つべきです。

そして、自らの手であなた自身を支えてくれるものを大事に作り上げていくべきだと思います。

今後求められるのは、まさにそのような創造的かつ芸術的な能力ではないでしょうか。たとえ特別な才能がなくても、自分の好きなことを突き詰めていけば、誰でも創造的で芸術的になれると思います。そして、その活動から生まれたものこそが一生あなたを支えてくれるかけがえのないものになると信じています。

クリエイティブでアーティステックな無職になれるように、32歳冴えないサラリーマンはこれからも精進します。