スクリップ配当の端数キャッシュを早く手に入れる方法

このブログで何回も取り上げているスクリップ(株)配当ですが、端数のキャッシュ振込が遅いという問題がありました。それを解決する方法を見つけました。

おそらくHSBCやRDSBなどでスクリップ配当を得ている投資家はマイノリティだと思われますが、自分の備忘録として記録に残しておこうと思います。もしかしたらいつか超マニアックな人の役に立つかもしれません。

wakaiojisan.hatenablog.com

簡単な背景を説明しておきます。

  • 保有するHSBCとRDSBは株で配当を受け取るようにしている
  • 購入手数料なしで配当再投資できるのがメリット
  • 例)配当が126USDの場合:126USD÷49USD(株価)=2.5714...株
  • 2株を株で配当、0.5714株の部分はキャッシュで配当という仕組み
  • 問題は、0.5714株という端数分のキャッシュ振込が遅い

もちろん、そんな大きな問題ではないんですけど、ちょっと気持ち悪かったんです。だから、いろんな実験をしながら試行錯誤を重ねていたら一つ発見がありました。

あることをしたら、スクリップ配当が振り込まれてからちょうど一週間後にキャッシュが振り込まれたのです。

スクリップ配当振込

f:id:wakaiojisan:20171204105000p:plain

キャッシュ振込

f:id:wakaiojisan:20171204105154p:plain

その差は一週間です。どうしたらそうなったのか。

今回は配当を選択する時に株数を指定してみたのです。HSBCやRDSBは毎回配当の時期になると配当の受け取り方についてお知らせが来ます。選択肢は3つです。

  1. 全額キャッシュ(デフォルト)
  2. 全額スクリップ
  3. 指定株数XX、残りはキャッシュ

今までは忘れて放置したまま、1.キャッシュで受け取るか、2.全部スクリップで受け取るを選択していました。しかし、今回は試しに3.株数を指定してみました。

もちろん、これがキャッシュ振込を早めたかどうか確約はできませんが、私のアクションとしてはここしか変えていません。したがって、このアクションが影響した可能性が高いと考えています。さらにキャッシュ振込が遅いRDSBも同じアクションを取ってみたので、RDSBの配当が振り込まれる頃には明確になっていることでしょう。

スクリップ配当の不明な点はまだありますが、配当再投資戦略を取る投資家にとって、概ね良好なオプションであると言えそうです。配当時の株価計算の仕組みなどは、時間がある時に研究をしてみようと思います。また何か発見があったら書きます。