人生100年時代の株式投資

最近人生100年時代だからもっと長く働けみたいな風潮になっていますが、それはあまり効率的ではないと思います。

長く生きるなら、人生の前半で集中的にお金を稼ぐ方法を考えた方が得策です。

なぜなら、時間を味方につけて資産運用することで、複利の力が威力を発揮するからです。老人になってなけなしの人的資本を投じるより、他の資本を使った方がはるかに効率的です。

今の3000万円を年利7%で複利運用できたら100歳の時にどのくらいのなるのでしょうか。

  • 40歳 5145万円
  • 50歳 1億140万円
  • 60歳 1億9945万円
  • 70歳 3億9238万円
  • 80歳 7億7187万円
  • 90歳 15億1838万円
  • 100歳 29億8688万円

これは給与からの積み立て投資などは一切ありません。こうなると老後貧乏どころか、老後大富豪の誕生です。たとえ32歳で1000万円から始めても10億円になります。このことをなぜもっと大々的にアピールしないのでしょうか。それだと不都合な現実があるのでしょう。

もしわたしが80歳位まで働きそれまでコツコツ積み立て投資をしていたら資産はもっと増えて、100歳までには40億位になることが想定されます。こんなにお金があっても使い切れませんね。そうなると、お金を別の物に変えていったり、そもそもお金を稼がないという発想も必要になります。

だから、私の人生100年時代構想はこうなります。

  • 株式を保有して配当再投資を続ける
  • 配当が必要な生活費を超えるまで働く

つまり、人生100年時代に大切なのは、人生の前半にある程度まとまったお金を作ることです。ちまちま長期的にお金を稼ぐのは効率的ではありません。そして、自分がどの位の資産があれば生きていけるかを考えて運用を最適化していきます。それこそ人生100年時代に求められる重要な「構想」です。

そうすれば無駄な心配をせずに人生をより幸せに生きることができるはずです。

したがって、どうすれば若いうちにまとまったお金を稼げるかを考えることの方が大切です。そして、もっと長い人生を送る子供たち世代にとっては、資産運用はもっと大切です。他の人の言うことを鵜呑みにせず、自分なりの人生100年時代構想をしてみることも大事なことだと思います。

私は100歳まで生きれるだろうか。

もし生きていたらこのブログは続いているだろうか。続いてたとしたら、タイトルはどうなっているだろうか。「100歳サラリーマンの米国株投資日記」だったら結構面白いけれど、そのころにはただの「100歳の日記」になっていることを切に願います。