一か月ちょっと前に私が仏検4級を受けていたのを覚えていますか。結果発表します。
結果
合格点が60点で、私の点数は70点、合格率は78%でした。合格できて本当に良かったです。
4級レベルだと基本的には満点近く取って合格する人が多いと思います。中検4級を受けた時もすごい簡単な試験だと思ってました。でも今回は本当にだめかと思いました。やはり語学は難しいですね。準備不足です、甘く見ていました。
受験会場は青学で大学1~2年生くらいの若い学生がたくさんいました。数ある第二外国語の中で「フラ語」を選択したおしゃれな学生たちです。その中で語学試験を受けるのは、おじさんにとって何とも言い難い甘酸っぱい気持ちを思い出しました。
貴重な青春を中国語に捧げたおじさんは教壇に立って学生たちに言いたかった。
「諸君、中国語を学びなさい」
もちろん、そんなことしたら二度と仏検を受けられなくなるのでやめましたが、フラ語よりチャイ語を知っておいた方が何かと役に立つと思います。
おじさんのように「星の王子様」を原文で読みたい、とかフランス人の彼女が欲しい、という明確な希望があるならいいですが、どうせなんとなくおしゃれな感じで選択したに決まっています。特に男子学生ね。フラ語クラスの飲み会とか、絶対におしゃれで楽しそうです。
まぁいいや、これで星の王子様へ一歩近づくことができました。
語学の初級レベルは、リスニングが難しいです。語彙が圧倒的に少ないし、それを知っているかどうかで決まるからです。また、他の文脈から推測する余地など全くありません。今回リスニングで得点を伸ばせたのは私の直感がすべてです。勘で20点は稼げたと思っています。
そこで役に立たないかもしれませんが、ぎりぎり合格した私の勉強法を紹介しておきましょう。短期間でぎりぎり合格する方法です。
①過去問出題内容を把握

4級仏検公式ガイドブック―傾向と対策+実施問題(CD付)実用フランス語技能検定試験〈2017年度版〉
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今回は時間がなかったので、とにかく効率的に合格することを目指しました。まず過去問を見てどんな文法項目が出題されているか調べます。例えば、冠詞、人称、中性代名詞、直接法、命令法、動詞の活用、前置詞などです。 ここでは過去問を解きません。というか解けません。
②出題項目を文法参考書で確認・学習する
この二冊で上記の文法事項を学習していきます。二冊利用するのは、一つの文法書で理解できない項目が他の文法書を読んで分かるということがよくあるからです。説明の仕方もそれぞれなので、語学学習の時は複数の文法参考書を使うことにしています。出題される文法だけにしぼって何度も反復しました。一度にじっくり学習するより、何度も反復した方が理解が深まるような気がします。
③並行して単語学習

仏検3・4級必須単語集―petits pois (<CD+テキスト>)
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この単語集を空いた時間に聴きまくります。ランニングしながらシャドウイングをしてみたりしました。都内でフランス語をつぶやくランナーがいたら多分私です。特に数字は注意して聞き取れるようにします。4級だと数字が聞き取れるだけで8点稼げるのです。
④ひたすら過去問を解く
最後に過去問解きながら単語や文法を補強していきます。ちなみに過去問は全て終わりませんでした。それでも運を味方につければ受かります。
一か月位集中して勉強すれば4級の合格点には手が届くと思いますが、さすがに満点レベルは難しいかもしれません。
私は語学学習で一番楽しいのは3~4級くらいだと思います。このレベルだと使われる単語や表現が日常生活に関わるものが多く、日々の進歩も分かりやすいからです。
一方、2級より難しくなってくると、こんな表現いつ使うのか、これを覚えて何の意味があるのだろうか、という複雑な感情が沸き上がってきます。さらに一級クラスになると、その苦悩はさらに極まって投げ出したくなります。
来年は中国語検定1級の勉強を投げ出さないことと、フランス語検定3級の合格を目標にしたいと思います。