2月6日の米株式市場でダウ平均は2年5ヵ月ぶりの上げ幅を記録したそうです。上がってくれてよかったですね。
6日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに大幅反発し、前日比567ドル02セント(2.3%)高の2万4912ドル77セントで終えた。上げ幅は2015年8月26日以来ほぼ2年5カ月ぶりの大きさ。
2年5ヵ月ぶりということは、私がブログを始めてから最も大きな上げ幅を記録したことになります。一日で3,637ドル(約40万円)上昇しましたが、果たしてこれがこのブログ史上最高の上げ幅かどうかはよく分かりません。でもこの日をブログ史上最も株が上昇した日としておこうと思います。
前に書いた通り、資産マックス時から19,682ドルが吹き飛んでいます。3,637ドル程度の上昇ではまだ私の悲しみは癒えません。それでも三営業日ぶりに大幅に上昇したので、私を含む多くの投資家はほっと胸をなでおろしていることと思います。
「ああ、やっぱり短期的な調整だったんだ、ここで買い増そう」とちょっとテンション上がっている人もいるかもしれませんが、その勢いで株を買い進むのは危険です。この後にやってくるさらなる急落で完全に息の根を止められる恐れがあります。こういうときこそ落ち着いてじっくり買い進めていくのが正解です。
株式投資の荒波に挑むことは人間の本能との戦いです。
私たちがこうして生き残ったのは基本的にビビりだからです。何か危ないことが起きそうだと感知すると、そこから一刻も早く逃走するシステムが備わっています。だからこそ私たちはこうして生き残ることができたのです。
株価が急落して自分の資産が急速に溶けていく事態は、まさにその逃走本能を刺激します。このシステムに抗うのはかなり難しく、急落する株式市場をただ呆然と眺めることしかできなくなったり、そこから逃げ出したくなります。これは至極当然の反応です。
しかし、たまにその恐怖を感じない、または楽しくて仕方がない、という人たちも一定数います。程度の差はありますが、私はこれをサイコパス的素養だと考えています。投資や投機で大成功を収める人は、このサイコパス的素養が備わっているのではないかと思います。
投資において経験やトレーニングはもちろん有効ですが、長期的に投資し続けるためにはある種の才能が必要です。荒れ狂う株式相場に動じす、投資を続ける才能です。
「そうだよな、全財産を米国株に投じるなんて普通じゃないよな、このブログ書いてるやつはおかしい」と思う人もいるかもしれません。
しかし、身の回りに私のはるかに上を行く人がたくさんいることを思い出しましょう。
全財産の数倍のお金を使って一つの家を買っている人はいませんか?
これはとてもすごいことだと思います。それに比べれば私は全然ビビりな方です。全財産の数倍のお金を使って一つの物を買う勇気がまだ私にはありません。
サイコパスはあなたのすぐ隣にいるものです。