これから新しい人生を歩むにあたって自分の身の回りの最適化を進めています。何が必要で、何が必要ではないかを見極めていく作業です。
今できることはやっておき、これからやることを勉強する。日々新しい発見があってとても楽しいです。
先日本屋を散歩しているときにこんな本に出会いました。
この手のタイトルの本は個人的に胡散臭さを感じて敬遠していたのですが、内容はよかったです。
一言で言うと、今後はプライベートカンパニーが必要になるから準備しようね、という内容で、それだけでは目新しさはないかもしれません。
しかし、現時点で最新の情報が盛り込まれており、具体的かつまとまっているので参考になります。それは知ってるよ、という情報もありますが、それらを体系的に整理するのに役立ちます。
特にこの本で推奨されているのは、一人で複数の事業を法人を使って展開する「ひとりコンツェルン」です。
コンツェルンと言えば、財閥をイメージすると思います。
例えば三菱グループならば、海運と商事を中心に事業拡大していき、商社、金融、不動産、サービス業などあらゆる事業を行うようになりました。
もちろん、こんなこと個人レベルではできませんが、小さな事業をコツコツ作り上げ、収入を複線化していくことは可能です。
そして、それを法人というシステムを活用して実現することに旨味があります。
私はこれまでも法人化に関する書籍は読んできました。例えばこの本です。
貧乏はお金持ち──「雇われない生き方」で格差社会を逆転する (講談社+α文庫)
- 作者: 橘玲
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/03/22
- メディア: 文庫
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この本の内容もマイクロ法人によって節税を試みようとするものです。
この考え方は、税金が源泉徴収されるサラリーマンの多くが欠損している知識ではないでしょうか。サラリーマンでも日本の税制に興味を持つことは大切です。
しかし、この手の本を読んだときに思うのは、肝心なのはどうやって収入を作るかです。はっきり言って収入がない会社を作る意味はありません。
その点についても大富豪サラリーマンの教えはちゃんと言及されています。
法人を作ってもそこに入れる収入を発生させなければ意味がありません。そこで本書の後半ではこれら富を生み出す具体的な3つの方法について触れていきます。
このように私の疑問に対しても先回りして言及していることに好感が持てました。
もちろん、その答えも目新しいことではなく、基本的なことかもしれません。ある意味秘策なんてものはないということでしょう。
しかし、自分でビジネスをやるとしたら何をやるか。どんな強みが活かせるか。こんなことをしてみてはどうか?ということを日々考える意義はあります。
その積み重ねこそがひとりコンツェルンの根底にあるもので、今後の働き方の一つの方法になると考えます。
それは私の理想とするクリエイティブなライフスタイルです。
本書でも書いてありましたが、やはり法人を作ると言っても貯蓄ゼロではいけません。タネ銭を作ることがまず初めに取り組まなければならないことです。
それを元手に自分のやりたい事業に取り組んでいく。
米国株投資をやる理由は、ただ単に資産という数字が増えることを目的としているのではないと思います。
その先にある夢や希望を実現させるために取り組んでいる活動の一つではないでしょうか。
気を付けないとそれがぼやけてしまいます。
そうならないためにも、何のために投資をしているのか、それをいつどのような形で使うのかをもう一度自分自身に問い直し、具体的なイメージを持つ必要があります。
とはいえ、最終的に必要となるのは、決める勇気なんだな、という気もします。
いくら豊富な知識と資金を持っていたとしてもそれを使う勇気というか決断力がなければ何の意味もありません。
最終的に成功者と普通の人の違いは、興味を持ってビジネスチャンスと見て飛び込んだかどうかの違いだと思います。要は“やったか、やらなかったか”の違いだと私は考えています。
大富豪サラリーマンの教え より