次決めてから辞めればいいのに

今年いっぱいで晴れて無職になることが決まりました。これまでも退職に関わるやりとりで疲弊しておりましたがようやく穏やかな気持ちで終わりを迎えることができそうです。

前も言いましたが、サラリーマンはやめるのが結構大変です。その最たるものが上司カルテットによる面談です。

もちろん上司も引き留めようと必死なのはわかるのですが、そこまで何回も面談をやらないでほしいというのが本心です。

私も人間ですから情というものがあります。一生懸命説得しようしてくれる人に対するあらゆる申し出を断るのはパワーがいるのです。

その中での退職あるあるは次のようなセリフです。

「もし次が決まっていないなら決まってから辞めるのはどう?それまでは業務を調整しながら今の会社のいるのはどうだろうか?」

はい、社畜。

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これは典型的な社畜思考です。確かにとてもありがたい言葉で自分が転職しようとしているならば助かるかもしれません。

しかし、僕はもう他の会社には行く気はないのです。結局どこへ行っても一緒だからね。

だから、その方針を採用すると一生今の会社にいなければならなくなります。

一生次が決まらない。こわ。

 

でも不思議ですね。

なぜサラリーマンはずっと働き続けることを前提としていて、次が決まっていないことを心配するのでしょうか。

その人の生活を心配してくれているのでしょうが、その選択をするのは自分自身で自己責任です。会社はそこまで考えてくれる優しい組織なのか、それとも他の理由があるのか。

会社を辞めるという一大決心をしているくらいだから生活のことはまず第一に考えることです。それを踏まえたうえで決断しているわけで生活の心配に他人が踏み込む必要はないでしょう。

こういう日のためにある程度貯蓄をしている可能性だってあるわけです。

それとも自分の財政状況を懇切丁寧に説明する必要がありますか。

「私はVTI一本という美しいポートフォリオを保有しておりまして、、平均すると約7%の年間リターンおよび他の生活防衛資金を合わせれば当面の生活は安泰でございます」

好奇の目で僕のことを見る社畜たち。

次はどこへいくの?牛さんは優秀だからきっといいところにいくんだろうね?

あぁ最高のところにいくさ。君たちにはどうあがいても到達できない領域にね。

社畜思考から抜け出すためにはまずダイバーシティを理解する必要があります。

退職するときにパワーを使うのは上司カルテットとの面談ですが、それさえクリアすれば退職手続きはもう嘘みたいに効率よく進んでいきます。

やればできるじゃないか。

会社ももう少し流動的に始めたり、辞めたりできるといいのかもしれないですね。