無職になると家が借りづらくなりますが、今回は無職でも家を借りられる方法を紹介します。
それは独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)、通称URを利用することです。URであーるで有名ですね。
URの所得要件は厳しいですが、貯蓄が基準額以上あるか家賃の前払い(最低1年分)をすればその所得要件は免除となります。
つまりカネで解決。これはかなりのメリットだと思います。
詳細を知りたい方は続きをお読みください。
URの目的とは何か。
独立行政法人都市再生機構は、機能的な都市活動及び豊かな都市生活を営む基盤の整備が社会経済情勢の変化に対応して十分に行われていない大都市及び地域社会の中心となる都市において、市街地の整備改善及び賃貸住宅の供給の支援に関する業務を行うことにより、社会経済情勢の変化に対応した都市機能の高度化及び居住環境の向上を通じてこれらの都市の再生を図るとともに、都市基盤整備公団から承継した賃貸住宅等の管理等に関する業務を行うことにより、良好な居住環境を備えた賃貸住宅の安定的な確保を図り、もって都市の健全な発展と国民生活の安定向上に寄与することを目的とする。(独立行政法人都市再生機構法第3条)
はい、分かりにくい。というか一文が長すぎる。
UR賃貸住宅のメリットは4つです。
- 礼金ナシ
- 仲介手数料ナシ
- 更新料ナシ
- 保証人ナシ
しかし、思いのほか入居資格が厳しいです。
申込者本人が一定額の収入がなければいけません。単身者の場合でも以下の通りです。
おいおい無職なんだからそんな収入あるわけないだろうと思うかもしれませんが、冒頭にお伝えした通り二つの特例でこの所得要件が免除されます。
家賃の一時払い制度
「家賃等一時払い制度」とは、一定期間の家賃及び共益費をまとめて前払いすることにより、その期間中割り引いた家賃等でお住まいいただける制度です。
なお、この制度をご利用いただく場合は、申込資格に定める収入や貯蓄に関する要件は問いません。
- 対象となる方
新たにUR賃貸住宅をご契約のお客様を対象とします。
※ご入居後もお申し込みいただけます。- 一時払い期間
入居開始可能日の属する月の翌月より1年から10年のうち、1年単位でお選びいただけます。- 家賃等の割引
一時払い期間に応じてUR都市機構が定める割引率により家賃等が割引かれます。
もし一年に満たず退去しても残りの家賃はちゃんと返ってきます。
また、一年経過後は月払いに変更することも可能です。
ちなみに割引について問い合わせたところ、銀行預金金利レベルとのことなのでゼロに等しいとのことでした。
貯蓄基準制度
申込者本人の貯蓄額が、基準貯蓄額(月額家賃の100倍)以上ある場合、収入要件を満たさない場合でも、それに代えることができます。
UR住まいガイド(P66)より引用
家賃6万なら600万円、逆に3000万円の貯金があれば家賃30万円の家を借りることができます。
実際に東京でも田舎の方なら家賃が3万円代のところもあったので、無職でも貯金がある人はこの制度を利用してもいいですね。
貯蓄そんなあるかよ、という人は一時払い制度を利用してもいいです。100万円くらい用意すれば選択肢は結構あります。
確かに安いところは駅からのアクセスが悪いのですが、一応東京都内なので1時間位かければ都心に繰り出すことは可能です。
でも無印とかIKEAとコラボとかしててなんか結構いい感じです。
住む場所にはそこまでこだわらないという方は、URの賃貸はおすすめかもしれません。
今バリバリ働いていて収入がある人も知っておいて損はないでしょう。
無職の家探しは貯金で解決できるのであーる。