自分が幸せに生きていくために必要なコストはどのくらいだろうか。自分の収入(または資本)と折り合いをつけて最適なポイントを見つけ出しましょう。
これは人それぞれ価値観が異なるので、自分の考えを人に押し付けても意味ないですし、他の人のを鵜呑みにしてもいけないと思います。
しかし人のやり方を参考にするのは勉強になるので、それを踏まえて自分の生き方を最適化していくのがよいですね。
例えば、住居について考えてみます。
地方では家賃が2~3万円というのは普通で、中には1万円台というのもあるようです。
だから、場所を選ばずに生きていける人であれば、こういうところを選べばコストを抑えることができます。住居コストは生きる上で最も高くつくので、低く済ませられるのは大きなメリットです。
しかし、低コストは低コストなりのデメリットもあります。
だから、自分がその住環境に順応できるかどうかはちゃんと検討する必要があります。
例えば、今まで東京にしか住んだことのない人がいきなり地方に行っても簡単に順応できないかもしれません。
地方では東京のようにコンビニがたくさんあるわけではないので、買い物に行くのも不便で何かと車が必要なケースもあります。
そうなると家賃以外のコストや時間がかかるデメリットも考えられます。
このようなメリット、デメリットを吟味したうえで落としどころを探り当てていく作業が必要です。これこそが自分のミニマムコストの最適化です。
部屋にはそこまでこだわりはないけど東京には住みたいから、東京郊外で家賃5万円位のところに住んでみよう。
住んでみて、ええのか、あかんのか。
いろいろ実験してみればよいと思います。
僕も社会人になってから海外含め7~8回は引っ越ししました。(日本に戻ってきてからも三回)
家賃5万円のところから天空の塔までいろいろな家に住んでみて、自分にはどのような家であればよいか大体見当をつけることができました。
この価格帯の家にはこういう人たちが住んでいて、どのような生活を送っているのか。ゴミの出し方一つ取ってみてもいろいろなことが分かります。
そういうことを一つ一つ見たり感じたりすることは大事なことです。
やはり家賃というのはそれ相応の価格がついているものだと思いました。
その中でここはいらないけど、ここにはこだわりたいな。というのが人それぞれあると思います。マンションにラウンジは必須だよね、とか。
それを日々の生活で見つけ出していくことが自分の幸福度を上げる手がかりとなります。
だから人より引っ越し代や家賃は高くついたかもしれませんが、今後の生活を最適化していく上では重要な実験費用だったとも言えます。
これはほかのコストについても当てはまります。
食費にかかるコストはどのくらいか。自分の創意工夫でコスパを上げられるか。いっそのこと食事は全てコンビニで済ませるという選択肢もあったっていいでしょう。
そのときのコストはどうなるのか。。などなど。
このように日々かかるコストをもう一度点検し、自分に必要なコストはどのくらいなのか考えてみることは結構わくわくします。ここはこうで、あそこはああで。
そしておいくらまんえんになるのか?
そのお金をどのように調達していくのか?
何だかゲームみたいで楽しいですね。
家賃はブログで稼ごう。
だから月8,000円のところに住まなきゃな。とか。
食費は株の配当金を充てよう。
全財産をフィリップモリスに投資してその配当金で月15万や。とか。
あかん、ミニマムコスト300万円に対してどうしても100万円足りひん。この100万円だけどうにかして稼ごう。
路上ライブや。とかね。(中国では素人が口パク路上ライブとか普通にやっているので参考になります。)
こうすることで日々の生活と仕事が有機的に絡みだしてハッピーにつながるという好循環が形成されるのです。
サラリーマンやってる時より頭も身体も使っているし、ハッピーでええじゃないか。本来生きるとはこういうことではなかったのか。
自分がハッピーでいられるミニマムコストはいかほどか。それを自力で稼ぎ出すには何をしなければならないのか。
サラリーマンが最適だったらそれをやればいいし、そうでなくても行きていけそうだったら違う選択をすればよい。
ベリーシンプル。
残りの人生そうやって生きていければそのうち悟りが開けそうな気がします。