最近ウォールストリートジャーナルをお試しで購読しているのですが、面白い記事があったので紹介します。「日曜日の恐怖」についてです。
ちなみにWSJのお試しは月100円で、それが終わると月999円になります。キャンペーンの二か月で継続するか判断します。
エディションが、US、Asia、Europe、India、中国、日本から選べます。
英語、中国語、日本語の勉強ができるのでよさそうだと思ったのです。
ちなみに中国にいた時に購読したことがありますが、解約がなぜか電話じゃないとできませんでした。おそらく海外版を購読していたからでしょう。
英語で辞めたい旨とその理由を伝えなきゃいけないのは苦痛で、やめるのをやめようかと思うくらいです。
日本版はいつでも簡単にやめられます、ということなので、WSJの購読を再開しました。
それでは本題に入ります。
日曜日の恐怖とは何か。
上司のメールのせいで前日の夜から翌週の仕事に引きずり込まれ、月曜日が近づくと憂うつになっていたという。こうした状態を、働く米国人の多くは「日曜日の恐怖」と呼んでいる。
週末の終わりに仕事について考えるだけでも不安感が引き起こされる場合がある。この現象はあまりに一般的なので、ソーシャルメディア(SNS)上でハッシュタグ「#SundayScaries(日曜日の恐怖)」が広くシェアされた。
うわぁ、ですね。日本だけかと思ってましたが、アメリカでもそうだったとは。というか世界規模の由々しき問題と言えるでしょう。
私が会社を辞めたきっかけの上位にランクインされる事象の一つです。
ということは、そもそも会社は人間にとってあまりよくないということですね。
会社員にとって日曜の夜ほど最悪なことはありません。
たまに空気読めない人がメール送っちゃって、たまたま躁状態の人がメール返信しちゃったりしてね、日曜の夜から仕事始まっちゃうパターン。
それだけで受信ボックスのメールが積みあがるし、それにキャッチアップするのも大変です。
しかも、上の方からしてみると、自分のメールにタイムリーに返してくれる部下はかわいいです。
貴様、なぜ休みの日に俺のメールに返信しやがった?なんて思うわけないでしょう。
たまにおじさんの武勇伝を聞くんですよね。
「おれは若い頃、休日PCに張り付いて本部長からのメールには即返信してた」
なんやそれ、そんなに、面白いんかいな、それ。
だから、おじさんから見れば、あいつはレスポンスがいいけど、あいつはだめだ、的な評価を絶対にしています。研修でそんなことしてはいけません、と聞いていてもしちゃってます。
こんなことになると、ついていけない社員は浦島太郎的な状況で出社して、もうなんだかワケわかめです。「あれ、行く会社間違えたかな?」となります。
それで仕事してないやつ的な雰囲気でるでしょ。最悪ね、あれ。
「もうメール読んでるよね?」的な「あれ、どう思う?」
もうっほんとにっ、あんたたち、おかしいよっ。
そう思ってたのは僕だけかと思っていたら、WSJには、米国人もそうだよ、と書いてあるので安心しました。
マイクロソフトに期待することは、決められた時間外に送られたメールは闇に葬られるシステムを作ることです。
そのうちAI的なやつがメールを割り振ってくれたり、最適な解答を提示してくれるようになるんでしょうね。
「その仕事、意味がないのでやる必要はありません」と送信しますか?
「承認」「保留」「編集」「この送信元からの返信は全てAIに任せる」
から選ぶみたいな。
こんな感じでテンポよくAIがさばいてくれたら生産性も上がりますし、責任の所在をAIに押し付けられるし、上司にはAIを論破する力もないでしょう。
何も言われなかったらその仕事は終わり。
なんか言われたら、ちょっと様子と雰囲気見て、やばそうだったら「あっ、間違えて承認しちゃってました、すぐやります、このポンコツAIめ、、」とか言っておけばいいわけです。
そんな未来が到来するのはもう少し時間がかかると思うので、私は手っ取り早く「日曜日の恐怖」から逃げちゃいました。
逃げるが勝ちです。
日曜日に恐怖を感じちゃいけません。
みなさんもメールはほどほどに、心ゆくまで日曜日を楽しみましょう。