大学受験が変わります。英語に関して言えば、英検などの外部試験を利用することができるようになります。(一部で既に使えます)これについて賛否両論ありますが、結論として高校生は英検準1級を取得すれば無敵です。
その理由を簡単に言うと以下の二つです。
- 英検準一級が出願要件、英語試験免除、得点換算になる。
- 英検準一級が受かるレベルなら大抵の大学入試に対応できる。
詳しく説明します。
今(2019年度)高校3年生の受験生も、英検二級を持っておくだけで結構有利になります。
例えば、以下の大学では英検二級(一部得点要件あり)で英語試験免除や得点換算になります。準1級を取得すればその選択肢はさらに広がります。
ちなみに英検2級の合格最低CSEスコアは1980点、英検準1級は2304点です。
- 明治大学:経営学部で英語試験免除(CSE2200点以上)
- 青山学院大学:2級で総合文化政策学部、地域社会共生学部、コミュニティ人間科学部、準1級で政治経済学部(いずれも出願資格)
- 立教大学:CSE2125点以上で英語試験免除、CSE2113点でセンター85%換算、得点に応じてさらに上乗せ可能など
- 中央大学:英検2級(CSE1980点以上)で英語試験免除
- 法政大学:英検2級で人間環境学部など複数学部で1科目受験可能、法学部などは準1級が必要。
- 早稲田大学:CSE2200点以上で文化構想学部の英語試験免除
これがすべてではありませんが、知名度のある大学の入試で英検が使えそうなところを調べてみました。興味がある大学があれば、個別に調べてみてください。
これを見る限り、英検2級で英語の試験免除となる大学が結構あるため、必要なCSEスコアをさっさと取ってしまって、あとはそれ以外の科目に集中するのが得策かもしれません。
文系ならあとは国語と歴史だけやっておけばOKということになります。
もちろん、英検2級だけでは対応できない大学や学部もありますが、準1級を取得すれば、英検を外部試験として認定している大学のほぼすべてに使えると考えておいてよいでしょう。
立教大学ならセンターで90%相当を認めてくれる可能性が高いです。
これが高校生に英検準1級取得をおすすめする一つ目の理由です。
もう一つの理由は、単純に英検準1級の英語力があれば、ほぼすべての大学入試の英語には対応できると思われるからです。
大学レベルの英語に挑戦するための基礎としても十分でしょう。
英検は4技能の試験なので、英語でコミュニケーションを取ったり、情報を収集したり、発信することもある程度可能になるレベルです。
同じような内容はこの記事でも述べた通りです。
英検準一級は、大学生で一級取得を目指すうえでの素晴らしい土台になるはずです。
大げさに言えば、世界が少し変わって見える、世界が急激に広がるように感じられるのが、準1級レベルだと考えています。
ですから、高校生は学校の授業で成績を取ることよりも英検準1級を目指した方がいいです。
自分でどんどん情報を収集して、まず2級に合格するにはどうするか、そして準1級を合格するにはどうするかを調べて実行するのが近道です。
これらは自力で対応できます。独学でいけます。うまくやれば1年もあれば十分でしょう。
ポイントは、人に頼らず自分で調べて試行錯誤しながら、学習を継続することです。
英語力云々よりもこの姿勢ですね。
それが高校生のうちからできるようになれば、将来成功する可能性は高いと思います。
英語だけなく、何か他の勉強をするときにもきっと役に立つでしょうし、たいがいのことは自己解決できるはずです。
英語の外部試験には賛否両論ありますが、決まったことに関してはさっさとゲームのルールを理解して、そのステージをクリアするのに効率的な方法を実行するのが正解です。
以上から、高校生におすすめしたいのは、英検準1級取得を目標にすることだと考えています。
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