結婚不要社会に生きる34歳職業不詳の独身男性の感想

34歳になって、既に結婚の高峰期(ピーク)は過ぎたかなと感じます。そして、昨年サラリーマンを辞めたことで、私が結婚できる可能性は暴落しました。

好きな言葉は何ですか?

「レット、イット、ビー」です。

そんな心境です。

なぜ人は結婚するのか。

なかなか難しい問題です。

もちろん、好きな人と一緒に暮らしたいとか子供が欲しいとかは理解できます。

でも結婚しないでそれやったらいけないのでしょうか?

結婚のメリットは「好きな人とずっと一緒に入れること♡」とかネットに書いてありますけど、そんなん結婚しなくてもできるがな。と僕は思ってしまいます。

逆にそれを大きなデメリットと言うひともいる。

他にも、それ、結婚しなくてもできるんじゃ?というのが多い。

例えば、共働き最強って言っても、結婚しなくてもできる。パートナーと二人働きながら、生活するならあえて言う必要すらない。

結婚しなくても、お互い一緒にいたい人ができたら、一緒にいればいいし、別れたくなったら別れればいい。

それの何がいけないのだろうか。

こんな本を読みました。

結婚不要社会 (朝日新書)

結婚不要社会 (朝日新書)

 

まず日本は、結婚困難になっているというお話ですね。

今日の日本社会は、制度的・意識的に結婚不可欠社会であるのに、結婚したくてもできにくくなっているという大きな困難を抱えています。つまり、今の日本はいわば「結婚困難社会」なのです。

私もちょっと前まではいろいろ言われてましたよ、付き合ってる人いるの?とか結婚の予定は?とか。

さすがにそろそろ聞く人は減ってきましたね。

まぁ聞かれてもいろいろめんどくさいです。

仕方ないので聞かれる度に「来年」と答えることにしています。

で、結婚困難になると社会的には「少子化」の問題を抱えることになりますが、この問題を解決する方法は次の通りとのことです。

結婚困難から生じる問題を解消する手っ取り早い方法は、結婚しなくても経済的・心理的に幸せに生活ができる社会に変わることでしょう。要するに、結婚不可欠社会から「結婚不要社会」に変わればいいのです。

西ヨーロッパやアメリカは、日本に先んじて結婚不可欠社会から脱しています。事実婚や同棲カップルが増え、結婚せずとも子どもを産み育てられる制度が整うかたちで、いわば結婚不要社会の方向に進んでいるわけです。その結果、社会全体でも少子化を克服しています。

じゃあ日本も「結婚不要社会」に?って思うかもしれませんが、そこはちょっと別の形での「結婚不要」になるのではないか、というのが著者の山田昌弘さんの見立てです。

詳細は本書をお読みください。

 

以下は私の個人的な感想です。

結婚する理由に関わることとして、しばしば3つのことが挙げられます。

 一つは、お金の問題、2つ目は世間体、3つめは社会のシステムです。

お金に関して言えば、お金がないから結婚できないって変じゃないか。と僕は思います。

男性だって女性だって、結婚するまで一人で生きてきたのだから。

むしろ二人で頑張れば、リッチになります。逆にお金がないから、結婚する、じゃないの?二人で力を合わせよう的な。

だから、ちょっと変だなと思います。

お金がないから結婚できないって。今まで生きてきたんちゃうんか?って。

なんか前提条件いじってないか。

お金がない(と私が贅沢できなくて嫌だ)から結婚できない、となっていないか?

もしかすると、結婚とは資産運用と同じかもしれません。

例えば、ある有望株は毎月50万円の配当を出していて10年連続増配中。

だから、今後も増配が期待できると思って買ったは良いけど、昨年一気に無配へ転落。

即売却。みたいな。

私も配当(給料)出してる時に結婚してたら売却されてたかもしれません。危なかった。

無配でも私の成長を買ってくれる人がいるといいのですがね。

何でもないです。

このように、結婚するのは、その人が好きというのもあるけど、その配当がもっと好き。という面もあるでしょう。

人と結婚じゃなくて、お金と結婚するということですね。お金は大事です。

二つ目は、世間体です。

結婚してないと、なんか変な雰囲気出ますよね。あの雰囲気、何なんでしょうね。

34歳で職業不詳の独身男ってちょっとやばくね?というやつです。

まぁそらやばいです。

そのやばさは理解できますが、結婚してる、してない、とかで差別したらあかんと思います。

僕は僕で日々一生懸命生きているのです。

日本はその辺の許容度がまだ低いのかなと思いました。

しかし、日本でも事実婚とか最近増えてきているようです。

それがもう少し当たり前になってくると、結婚しない選択肢もあるよね、となってくるのか。ならないのか。

日本は結婚していないと少し世間体がよろしくないような気がします。

三つ目は、社会のシステムです。

結婚すると配偶者控除とか、子供ができると手当があったり、いろいろお得なことがあります。

だから、今の社会システム的には結婚した方がお得に生きられるようにはなっています。

これは結婚する明確なメリットです。

しかし、このメリットを活用したいから結婚するという人はいないでしょう。ですね?

「配偶者控除を活用したいので僕と結婚してください」

面白いけどね。

なので、いろいろ考えてみたところやはり「世間体」が大事なのか。

あとは「長い間あなたと共に生きたいと思う意思がある」ということを表明する儀式。

といったところでしょうか。

気持ちの部分ですね。

ただそれは「結婚」という儀式だけに頼る必要は全くないのでは?というのが個人的見解です。

そうなると「結婚」とは何ぞやとなる。

多分そんなことを考えてしまうから「結婚」ができなくなる。(そもそも機会すらないけど)

そんなこと、考える男とかないわ、そういうんじゃないし、と思う女性もいるでしょう。

実際、結婚のメリット、デメリット、を考えている人は結婚しないほうがいい、という人もいます。

しかし、そんな僕だって、広瀬すずから「結婚して」と言われたら、秒速でします。

「結婚のメリットがわからないから、ちょっと待って」

なんていうやついないわな。

何でもします。

ただ僕のそばにいてくれればそれでいい。

あぁ、その気持ちか、まぁそういうことだよね

結婚とはそういう衝動的なものなのか。

やれやれ、よく分からないな。

結婚不要社会 (朝日新書)

結婚不要社会 (朝日新書)