東京2020オリンピックボランティアの共通研修に行ってきた

私が退職後にやろうと決めていた活動の一つは、ボランティアです。東京2020オリンピック・パラリンピックのボランティア研修に行ってきましたが、とても良かったです。

良かった理由は、隣に座ったお姉さんがとてもいい感じだったからです。

久しぶりにいい感じの女性と会話しました。

私もこれまで様々な経験を積んできたので、どの辺に着席すると、その先の未来がどうなるかが、見通せるようになってきました。

隣のお姉さんは、とても気さくな方で、グループワークも楽しかったです。

また来週もいけるのであれば、ぜひまた参加したいくらいです。

会場に行って辺りを見回してみると、やはり私と同世代の男性はほぼ見当たりません。

人生上がった感のある方々と悠々自適に生きておられるような方々ばかりでした。

だから、隣のお姉さんも「今日はお休みなんですか?」なんて、キラークエスチョンをぶっこんできます。

「いやぁ、まぁ、はい、そんなもんですかね、毎日が休みみたいなものですけどね」

とか言って、お茶を濁すことにしています。

僕の前に立ちはだかる大きな障壁は「お前、なんでここにいるんだ?」という問いです。

これを乗り越えるところから研修はスタートします。

まぁ慣れてきましたけどね。

 

肝心の研修はどうだったかというと、内容はまぁまぁでした。

恐らく今回の研修の目的はこんな感じでしょう。

目的:以下の能力を有する人材の確保

  • ちょっとめんどい手続きがウェブ上で完結できる
  • スケジュール調整ができる
  • 決められた場所に時間通りに集合できる
  • 指示を守ることができる

だから、内容は二の次、三の次です。今日の内容を聞いてなくても全然問題ありません。

会場にチェックインできた段階で本来の目的はクリア。

でもそれだけだとさすがにあれだから、表面的な研修やグループワークをやることにしているのでしょう。

特にこの研修で一番難しかったのは、グループワークです。

内容は、グループでじゃんけんをして、勝った人は全力で喜び、負けた人は全力で勝った人を賞賛する、というものです。

難易度が高すぎます。

僕の能力を大幅に超えるタスクであったため、普通のじゃんけんをした直後、僕は薄ら笑みを浮かべてフリーズしてました。

しかし、一緒のおじさんはものすごいテンションで喜んでいたので、なんだか僕まで幸せな気分になって、負けてよかったと思いました。

 

その他は、オリンピック小ネタ、障害に関すること、今後の予定に関するお話でした。

この中で障害に関する話は興味深かったです。

障害とは何か?について考察します。

あぁ、僕も会社にいけない障害を抱えていたな、、と過去を振り返りました。

やはり多数派中心の社会では、時にはだれしもちょっとしたことで不便さや生きづらさを感じることがあります。

誰だってどこかしらに少数派な部分はありますよね?

どうやら私はみんなと違うらしい。。と思うことは僕もたくさんありました。

「会社にいくのってかなりむずくない?」とかね。

こうした少数派の前に立ちはだかる障壁を少しずつ取り除いていくことが、本当の意味でのバリアフリーな社会です。

私もブログを通じて、私と同じような境遇の方にエールを送り、少しずつバリアをなくす活動をしています。

「今日は休みなんですか?」

という何気ないことばだって、人によってはバリア(障壁)になることが分かりました。

僕は障害と聞いたときに、身体が不自由な人を想像しました。

だから「障害とは何か?」と聞かれると、階段とか坂道とか、そういう物理的なものを思い浮かべてしまいました。

しかし、それだけではないのです。

多くの場所や環境において「不便だな、生きづらいな」と思う障害は存在します。

目に見えないところにもバリア(障壁)はあるんですね。

平日の昼間にボランティアの研修に行く34歳の男性は少数派です。

少数派になってみて初めて見える世界。

そこには、乗り越えなければならない障害があることが分かりました。

「お仕事は何されてるんですか?」

「It's a long story...」

ということで、今回の研修で、素敵なお姉さんとお話ができたこと、そして「障害」について考えるきっかけになったのが収穫でした。

来年には、いよいよ具体的な活動内容が決まります。引き続き状況を報告していきたいと思いますのでお楽しみに!