三十七歳の日記

Diary of My Thirty-seventh Year

「交雑する人類」を考察する人類

最近サピエンス系の本にハマっていて、まだ読んでる途中なのですが、この本がおもしろいです。

交雑する人類です。

ちょっと前まで日本語版も安くなってたのですが元に戻ってしまいました。

交雑する人類―古代DNAが解き明かす新サピエンス史

交雑する人類―古代DNAが解き明かす新サピエンス史

 

Kindle版で250円と激安になっています。

Who We Are and How We Got Here: Ancient DNA and the New Science of the Human Past

Who We Are and How We Got Here: Ancient DNA and the New Science of the Human Past

  • 作者:David Reich
  • 出版社/メーカー: Pantheon
  • 発売日: 2018/03/27
  • メディア: ハードカバー
 

アマゾンの内容紹介から引用します。

いま人類史研究は飛躍的進歩を遂げつつある。その起爆剤となっているのが古代DNA革命だ。2010年ごろより、古代の骨から抽出した全ゲノムデータ解析による新発見ラッシュが続いている。
これまでの考古学や人類学の定説を次々に打ち砕き、人類の新たな歴史を浮かび上がらせているのだ。旧人類と交雑をくり返してきたホモ・サピエンスの進化の道すじや、私たちの遺伝子の中に息づく大昔の“ゴースト" の存在など、「人類」そのものの捉え方を根底からくつがえす衝撃の事実が明らかになりつつある。
世界におけるヒト古代DNAの半数以上を解析・発表してきたパイオニアが、初めて最新の成果をダイナミックに提示し、“新サピエンス史" の幕開けを告げる記念碑的名著。

橘玲さんも記事を書いています。

橘さんもこの記事の中で書かれていますが、ゲノム分析でここまで明確に解析ができるようになると、問題も出てきますね。

その一つは人種問題です。

DNA解析は歴史を再現するきわめて強力な手段だ。それがサピエンスとネアンデルタール人の交雑であれば科学的な興味で済むだろうが、現代人の異なる集団の交雑を検証する場合、北インド人と南インド人のケースでみたように、きわめてセンシティブな領域に踏み込むことになる。一歩まちがえば「人種主義(レイシズム)」として批判されかねないのだ。

今、ホモ・サピエンスのアフリカ起源説など人類史の常識が次々と覆されている[橘玲の世界投資見聞録]|橘玲の世界投資見聞録 | 橘玲×ZAi ONLINE海外投資の歩き方 | ザイオンライン

 

日経新聞の記事もあったので引用しておきます。

集団間で遺伝的な違いがあるのは明らかだ。ただし、その「集団」とは近代国家の枠組みで定義されるものではない。ナチスによる「アーリア人純血」はゲノム解析によって完璧に否定された。「古代DNAによって得られる結果は、人種差別主義者やナショナリストの誤った解釈には何の益にもならない」とライクは言う。

科学の進歩に伴い、今まで見えなかったものがより見えるようになることはあるでしょう。

その結果がどうであれ、今私たちが元々どこにいて、どうやって今に至るかを知るのはとても興味深いものです。

なんか、すごい勇気づけられるんですよね。

前にも書いたことがありますが、いまここに私がいるということは、想像を絶する過酷な生存競争を生き抜いてきたはずだからです。

私たちのご先祖様(から両親に至るまで)が幾多もの危険を潜り抜けてきたのでしょう。もしかしたら、超強運の持ち主かもしれません。

槍の飛距離がもう少し出ていたら、、

干し肉を毛皮の胸ポケットに忍ばせてなかったら、、

僕はここにはいなかったかもしれない。

という奇跡的な状況が何度もあったでしょう。

そのミラクルの先にあるのが私たち。

そんなことを考えると、あぁ自分にもとてつもない力が眠ってるんじゃないか。

もっといろんなことできるかもしれないんじゃないか。と思えてきます。

なので、サピエンス系の本を読むとわくわくします。

何世代も前のじいさんとかどんなだったんだろうな?とか。

自分と似ているところはあったのかな、なんて。

一生懸命亀の甲羅に文字刻んでた、とか、

となりの部族との橋渡し的存在だった、とかね。

まぁ本を読んでいると、難しくて理解できないこともたくさんありますが、こういう想像を繰り広げられて、楽しいです。

ということで、交雑する人類に興味がある方はぜひ読んでみてください。

交雑する人類―古代DNAが解き明かす新サピエンス史

交雑する人類―古代DNAが解き明かす新サピエンス史