「タバコは中毒性があるから禁止されるべきとあなたはいいましたが、砂糖やカフェインも中毒性があることで知られています。砂糖やカフェインも禁止されるべきとお考えでしょうか」
2019年第2回英検1級の2次試験の一幕です。
お題は「タバコは禁止されるべきか」というもので、私の意見は「禁止されるべき」と答えました。
その根拠の一つは、タバコは中毒性が高く一度始めてしまうとなかなかやめられず、健康被害をもたらす可能性が高いから、と答えました。
そしたら、面接官から冒頭のようなツッコミがきたのです。
「。。。」
面接官よ、何者だ。。
ただ面接やってる人じゃないのか。
それともマニュアルにそれ書いてあるのか、、
タバコネタを選んだ受験生を撃退する例文集が手元にあるのか、、?
まぁよい。
「カフェインは頭と身体のパフォーマンスを上げることで知られているし、砂糖も貴重なエネルギー源であるから禁止する必要はありません。多分」
と、答えました。
それから私はカフェインのことがひと時も頭から離れなくなってしまったので、ちょっと勉強してみました。

Caffeinated: How Our Daily Habit Hooks, Helps and Hurts Us (English Edition)
- 作者:Murray Carpenter
- 出版社/メーカー: William Collins
- 発売日: 2014/03/13
- メディア: Kindle版
結論から言うと、カフェインは中毒性があって、取りすぎると身体に悪影響があり、禁止されてもおかしくはない薬物だということが分かりました。
面接官合ってますね。
アメリカではこれまでも規制されるべきかどうかの攻防があったようです。
最近ストロング缶並みにやばいなと思うのは、エナジードリンクの販売が増えているということです。
あのドリンクの中にたっぷりカフェインが入っているんですよね。
売る方は、計算高いです。
なぜなら、消費者をカフェイン漬けにして、わが社の製品を手放せなくしてやろう、という魂胆があるからです。
糖質とかもそうなんですよね。頭がいい人が緻密な計算をして、実験をして、中毒性の高い製品を世に送り出している。
スナック菓子とか気づいたら一気に一袋食べちゃうでしょ?
あれは脳に直接作用してるからやめられない、止まらないんです。
こうしてカフェイン漬けや砂糖漬けの人を増やして、売り上げを上げて、ワイドモートを築き上げていく。
そんな株を買っていくのが合理的な投資行動です。
タバコを吸わない人は、喫煙者を見て「あぁなんであんな筒から煙を吸うのがいいのだろう?」と思っていませんか?
しかし、そんな人も「なんでそんな苦い液体を飲むのがいいのだろう?」と思われているかもしれません。
コーヒーを手放せなかったり、エナジードリンクやコーラを常飲していませんか。
であれば、あなたも中毒者かもしれません。
ちなみにカフェインには、天然タイプと合成タイプがあります。
天然はコーヒーから抽出されるカフェインで、合成はケミカルをこねくり回して作られるカフェインです。
前者は、ディカフェコーヒーを作る際の副産物としてもできるようです。
後者は、中国の化学薬品工場みたいなところで製造しているのもあるようです。
いずれも粉末です。
で、それがエナジードリンクとかソフトドリンクに注入されて販売されています。
あなたがどっちを摂取しているかは不明ですが、いずれにせよカフェインには強い中毒作用があって、あまりとりすぎるのはよくないことが分かりました。
カーフェイ好きのみなさんは、今日一日コーヒーを飲まずに過ごせるか試してみてください。
私はだめでした。
なので、カフェインレスコーヒーを活用して、カフェイン摂取量を減らすように努力しています。
カフェイン入りコーヒーは一日2杯か3杯までと曖昧な目標も決めました。
みなさんも身の回りにあるカフェイン入り飲料や食品に注意しましょう。
いろいろ試してみてこれが今のところ一番美味しいディカフェコーヒーです。