会社に汚染された時間を救おう

私が会社を辞めようと思ったのは、自分の時間がどんどん会社に汚染されていくのが嫌だったからです。

もちろん、会社の仕事が大好きで、ずっとそのことだけを考えていたい、という人もいるでしょう。

それはとても素晴らしいことですし、私はそういう人たちを批判するつもりはありません。

しかし、私は違いました。

会社の仕事のことを考えるだけで、この世の終わりのような気持ちになって泣きたくなります。

ひとたび会社員になると、業務以外の時間も会社関連のことで時間を費やしたり、気分を害したりすることがあります。

これを「会社に汚染された時間」と呼びます。

会社に行くのを一刻も早く辞めたいと思っている方への処方箋は、まずこの汚染時間を少しずつ減らしていくことです。

 

こんな症状でお悩みではありませんか?

休み明けの仕事のことを考えると、暗鬱な気持ちである。

出勤日が近づくにつれて、睡眠が浅くなって、何度も夜中に目が覚めてしまった。

この正月休みに会社で使うスーツや靴やシャツなどを買ってしまった。

会社のことを考えたくないから映画を見に行ったが、何を見たか覚えていない。

新年の目標を考えなければならないが、何も思い浮かばず愕然としている。

大好きなティラミスを食べても、なぜかしょっぱい。

これらはあなたの貴重な時間が汚染された一例にすぎません。

会社のことで自分の時間がどれほど汚染されていることに気が付きましたか?

How dare you...って感じになりませんか。

私も以前会社員をやっていたことがあるので手に取るように分かります。

しかし、私はこのままではだめだと思いました。二つのアプローチがあります。

 

一つは、対症療法的に汚染物質が自分の時間に入り込まないようにすることです。

すなわち、汚染源(会社)から物理的な距離を取ります。

例えば、会社のパソコンは絶対に持ち帰らない、会社支給の携帯は電源切る。会社に近寄らない。など。

もう一つは、エネルギー源をクリーンで持続可能なものに変えることです。

環境問題に置き換えて考えてみましょう。

会社に勤めることは、安定したエネルギー(収入)を得るためにはそこそこ効率的です。

毎日会社に行って、席に座っていればいいからです。

しかし、供給されるエネルギー(収入)は一定で、(自分の)環境に様々な問題をもたらします。

だからといって、会社を排除してしまうと、環境はよくなるかもしれませんが、エネルギー(収入)が得られません。

そこで、一時的な対症療法で環境汚染(自分の時間汚染)を防ぎつつ、再生可能で、クリーンで効率的なエネルギー源(収入源)を徐々に増やしていくのがおすすめです。

そのエネルギー源(収入源)がある程度確立できたら、環境に悪い収入源を断っていく。

じゃあクリーンな収入源とは何か。

これは不労所得と呼ばれるものです。

要は、自分が働かなくても稼いでくれる仕組みをつくるとよいでしょう。

例えば、株式投資とかで資産運用ですかね。

または、自分が進んでやろう思えること、何時間やってても飽きない、といった類のもので持続可能なエネルギーを作り出す。

例えば、書く内容はくそだけど、文章を書くのは意外と続けられるという私みたいな人は、ブログを書いてみたり、文章を書く副業をしてみたりするのもいいでしょう。

中華料理が好きな人は激辛中華料理をツイッターで発信してみるとか。

これが思わぬ発見や仕事につながる可能性もあるのです。

ということで、会社に行くのが辛いと思っている人は、まずは自分の時間汚染を最小限に抑えることから始めてみてはいかがでしょうか。

ほんとにやばかったら、会社から距離を取るんだよ。これは冗談じゃないからね。

そして最終的には時間の汚染源を断つ。

そうするとハッピーな未来が待っていることでしょう。

大丈夫、僕は不安はそれなりにあるが、間違いなくハッピーである。

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  • 作者:本田 直之
  • 出版社/メーカー: 青春出版社
  • 発売日: 2016/04/02
  • メディア: 新書