今さら感はありますが、SINGLE TASK 一点集中術――「シングルタスクの原則」ですべての成果が最大になるを読みましたので、感想を書きます。

SINGLE TASK 一点集中術――「シングルタスクの原則」ですべての成果が最大になる
- 作者:デボラ・ザック
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2017/08/31
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
まぁタイトルの通りで、あることをしながら他のことをやろうとすると、効率が下がってうまくいかないからやめようね。やるときは一つの仕事に集中しよう。その方がかえってうまくいくよ。
と、極めて当たり前のことが書かれています。確かにその通りだなと思いました。
私がまだ会社員をやっていたとき、なかなか一つの作業に集中できないことがよくありました。
それは自分のスキル不足もありますが、それ以外にも次から次へと無駄な仕事が湧いてくるからです。
しかも上司が思いつきで急にあれやれ、これやれというものだから、今までの作業はストップして、その作業やって、また戻って、そしたらまた変な会議招集されて、はい、今日一日終わったけど何もできていません。何なんですか、これは。
という経験は、サラリーパーソンの方なら誰しもあるのではないでしょうか。
だから、あらかじめこの時間は絶対にこの仕事や作業をやる!と心に決めて取り掛かると、不思議なことにあっという間に片付いてしまうものです。
例えば、水曜の午前中に必ずその週の週報を完成させてしまう。とかね。
どんな仕事が降りかかってきても、これだけは完成させる。という強い意志で臨みます。
そうすると豊かな週末を送ることができるというわけです。
やはり同時並行でいろいろやろうとすると、どっちも中途半端になったり、ミスをしてしまったりして、いいことはあまりありません。
上司に報告のメール入れようとしたら、できたばかりの週報を水曜におくっちゃった。とかね。これ普通は金曜の夜とか土曜に送ります。
あるんですよ。こういうことが。
分かっていてもできない。だけど、これを意識するだけで少しは仕事の取組み方が変わり、作業効率も上がるのではないでしょうか。
ところで、お前はもう仕事をしていないからシングルタスクなんて不要だろう。ゼロタスクなんじゃないか。と言われるかもしれません。
はい、その通りです。しかし、こんな私もやることはいろいろあるのです。
まずこのブログです。
私はあまりブログでストックを作らないタイプで、毎朝起きて一番にやることがブログ記事の執筆です。
だから、起きたらノンカフェインコーヒーを飲みながらブログを書くというシングルタスクを実行しています。
この時間はブログを書く事に集中して、他のことは一切やりません。一日で最も集中している時間かもしれません。
こうすることでブログを安定して継続することができるようになりました。
それ以外にもあります。
私はボケ防止のために外国語を学んでいますが、これもシングルタスクです。
スマホを手の届かないところに置いて、ひたすら単語を脳内にインプットしていく。
しかし、これにはまだ改善の余地があります。
どうも外国語の勉強となると、あれもやらな、これもやらな、ということで複数のタスクを課題にしてしまいがちです。
もちろんそのタスクをこなそうと頑張るのですが、なんかそのタスクをこなすことが目的になっちゃって、なんだか集中して取り組めていない気がするのです。
今日はこの10個タスクを全部終わらせた👏
と満足しがちだけど、広く浅くやっただけで大して進んでいないということもあります。ほんまにそれ勉強になっとるんかいな?というね。
それだったら一冊のテキストを一定期間集中して取り組もう。
まさにシングルタスク一点集中勉強術です。
一冊を集中的にやって短期間で終わらせる。そしたら次、その次はこれ、みたいな。
英単語、英熟語、長文、英作文、という風に満遍なくではなく、まずは一点集中で英単語をしばらくやる。一冊終わったら次は英熟語。という具合です。
これは私の特性によるのかもしれませんが、何かに一点集中した方が効果が出やすい気がしています。
それは数十分とか数時間単位ではなく、数日~数週間単位の少し長めのスパンでのシングルタスクです。
すごい感覚的なんですが、ある勉強を集中的に進めるとその学習を受け入れる体制が整う気がします。
身体側の方でそういうモードになっていくんです。そうなると普段の1.2倍とか1.5倍で勉強が捗る。単語が1時間で10個しか覚えられないのが、12個覚えられます。
もし単語学習でそういうモードになったら、その機会を活かして徹底的に単語をやるべきです。
そこで英文法とか受け入れ体制が整っていないのを持ってくると、身体が「え?そっちいきます?」的テンションになるんですよね。分かりますかね、この気持ち。
まぁいいや。そういうことなんです。
ということで、シングルタスクを読んで、これを語学学習に応用させてみようと思いました。
やり方はひとそれぞれだと思いますが、仕事や作業がなんか捗らないな、、という方はシングルタスクで集中的に作業することを心掛けるとうまく行くかもしれません。

SINGLE TASK 一点集中術――「シングルタスクの原則」ですべての成果が最大になる
- 作者:デボラ・ザック
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2017/08/31
- メディア: 単行本(ソフトカバー)