TOEICは中止されたのになぜ英検の面接は中止されないのか

新型コロナウィルスの感染拡大を受け、私が受験予定だった第248回3月8日のTOEICは中止になりました。

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、英語検定試験「TOEIC」を運営する国際ビジネスコミュニケーション協会は26日、3月1日と同8日に計18万人以上が受験予定だった公開テストについて、全会場で実施を取りやめると発表した。これ以降のテストに関しては、今後の状況を踏まえ対応を決めるという。

TOEIC、全国で中止 3月に18万人受験予定 :日本経済新聞

TOEIC満点は次回以降に持ち越しですね。

まぁ普通に考えて、そうなるよね。という印象です。

一方、3月1日に予定されている英検の二次試験(面接)はこの記事を書いている時点では中止の連絡はありません。

このまま実行するのでしょうか?

私は、TOEICよりも英検二次試験の方が危険だと思っています。

なぜなら、英検の二次試験は面接形式のスピーキング試験だからです。

要は、コロナウィルスの感染源となる飛沫をまき散らす行為です。

このため、二次試験ではマスク着用が推奨されています。

しかし、問題はマスクの入手が困難であることです。

私のようにマスク代わりにお面を付けて参上しようとしているならまだマシです。

場合によっては、マスクをつけていると採点に影響が出るかもしれないから、マスクなしで行くぜ、という受験生も出てくるでしょう。

こうなってくると、まさかの英検二次試験でクラスターが発生するというリスクがあるのではないかと考えています。ちょっと私もビビっています。

 

では、なぜ中止にならないのでしょうか。

私は二つの理由があると考えています。

一つ目の理由は、英検二次試験にはA日程とB日程の二種類があり、既にA日程は終わっているからです。

だから、A日程はやったのに、B日程が中止になるのは不平等じゃ、、?となります。まぁこういう状況なら仕方ないと思いますが。。

二つの目の理由は、二次試験のコストやキャパシティ確保が困難ということです。

英検の試験で最もコストがかかっているのは、一次試験を突破した二次試験の受験者です。

彼らには1対1、または1対2での個別試験が課せられるのですから。

私が英検を受験するのもこのスピーキング試験に旨味を感じているからです。

受験者一人当たりに必要な会場のリソース、そして人的リソースは、一次試験とは比較になりません。実際スピーキングを含む試験はアホみたいに高いです。

ですから、この分を次回以降に振替となると、コスト的にかなり厳しい(できればやりたくない)というのが本音ではないでしょうか。

既に必要な経費は英検側は支払っている一方で、もし受験ができない場合、次回以降の振替受験も負担しなければならない。

しかも、面接という一番コストがかかる部分で。。

かといって、一部費用を負担してね、、というのも言いにくいです。

なぜなら、既にA日程やっちゃったから。。

A日程、B日程でさすがにコスト面での不平等があっちゃいかんでしょう。

ということで、英検の本音は、なんとかこのままB日程をやっちゃいたいけど、政府とのしがらみもあって、あぁ、、どうしよぉ。。

となっていると推察します。

文部科学省後援となってるけど、これが吉と出るか凶と出るか。

これで感染者が出たら目も当てられませんね。

総理があんだけいったのに、試験をやるとは。おい、文科省、後援してるのにどういうことやねん、ていう具合にならないのかな。

私は二次試験に挑むかどうかはぎりぎりまで考えて決めます。

もし会場でお面をつけている人がいたら、それはこの私か、このブログの読者に間違いありません。