そこまでしてサラリーマンをする意味はあったのか

私がサラリーマンを辞めた理由は、体調が悪くなるからです。健やかに生きるために働いてるのに、体調が悪くなっては本末転倒なので、サラリーマンを辞めることにしました。

辞めて一年以上たちますが、so far so goodです。

もちろんいいことばかりではありませんが、体調が良くなったし、頭の回転も速くなった(気がする)し、マラソンの自己ベストを更新することもできました。

今はジャンプ力に磨きをかけているところです。

どうやら、興味があることを見つけたら集中的にハマる。というの繰り返していくのが、私の理想的なキャリアプランと言えそうです。

これでお金を稼げるかは不明ですが、生きてて楽しいし、いろんな技や知識を蓄積させることで、魅力的な人間になれそうな気がします。

そして、技や知識を身につければつけるほど、見える景色が変わってくる。これが楽しいのです。

しかもこれは会社を辞めたからといって失われるものではありません。一生ものです。

サラリーマンより、この生き方の方が間違いなく生きている実感があって瑞々しい。

昨日できなかったことが、今日できる。

昨日分からなかったことが、今日分かる。

それに喜びを見出す日々が美しい。

今までは会社に多くの時間を取られてしまっていたので、自分のやりたいことをすぐに実行できず、ストレスがたまる日々を過ごしていました。

このことが私の成長を妨げてしまっていた恐れがあります。

例えば、マラソンのレースに行くにも最短の旅程を考えてプランを組まなければならなかったし、有給を取るのも余計なパワーを消費しました。

自分が上司に思い切って有給申請して快諾を得たら、それに乗じて次から次へと同僚から有給申請が出始めて、おいおいなんやそれ、みたいな。あるあるですね。

退社する時も、変な空気を読んでしまい、急な飲みの誘いを断り切れず、変なおじさんたちと謎の時間を過ごす日々。

There's something wrong with me.

一週間のうち5日も会社に行くなんて、今よく考えてみれば、おかしなことだと思いました。

こんな当たり前のことがおかしいと思わなかったなんて、やはり僕はどうかしていたみたいです。

確かにお金を安定的に稼ぐためには、会社員として働くのが最も効率的だと思います。

よほどのことをやらかさない限り解雇されないし、毎月安定した給与が振り込まれるからです。

しかし、そこまでお金を稼ぐ必要がなくなったとき、そのことに気が付いてしまったとき、サラリーマンは私にとって、理想的な働き方ではなくなってしまいました。

「給料減ってもいいので、週3で来月から出勤します」

こんなアルバイトみたいなことができたらいいのですが、サラリーマンなら基本無理です。仕事自体は全然できますが、システム的に無理でしょう。

この部分に息苦しさを感じてしまったのです。

仕事と自由な時間が半分半分位がちょうどよいのにね。

最近読んだ本の中にまさに同じようなことが書かれていたので引用します。

あなたは年収12万ドルでストレスの大きな仕事をしているが、自分の支出を賄うにはたった4万ドルしか必要ないとしよう。もしすでにそれなりの金額を貯蓄しているのであれば、そのストレスの大きな仕事を辞めて、毎月の支出をカバーするだけのストレスの小さな仕事に切り替えることで、より幸せになれるかもしれない。

FIRE 最速で経済的自立を実現する方法

ほんとその通りですね。

もちろんある程度お金を貯める必要はあります。そして支出の最適化も必要。

ですが、お金がある程度貯まった後で、今の仕事が辛いと感じるなら、一度スローダウンしてみるのも一つの方法かもしれません。

灰色の世界に一度別れを告げてみよう。

私個人の考えですが、若いうちに一度はそういう経験をしておいた方がいいのではないかと考えています。

なぜなら、若ければやり直しがきくからです。

一回サラリーマンを辞めたら、もう後戻りはできない、なんてことはありません。

若くて、真面目なら、いくらでもやり直しはきくはずです。たぶんね

自分がどのようなライフスタイルに向いているかなんて、やってみなければ分かりません。

私はたまたま今の時点ではうまく行っていますが、これから先どうなるかも分かりません。

だから、とりあえずやってみる。

あぁ、、やっぱり向いてないな、と思うなら、それはそれで一つの収穫です。

サラリーマンも辛いけど、独りでサバイブするのも精神的にきついから、サラリーマンがよい。これでいいのだ。

と割り切って働くことができます。

このスタンスが精神的安定を保つために極めて重要です。

いろいろ試したけど自分に合ってるのはやっぱりこれや。みたいな生き方がいいですね。

逆に新しいライフスタイルを試してみたら、仕事と余暇のバランスが取れた生活を送ることができて、よりハッピーになる可能性もあります。

それも大きな収穫です。

どうしたらその生活を維持できるか考えて、日々の生活を最適化していく。

とてもエキサイティングな毎日ではありませんか。

同じ本からの引用ですが、今の仕事をする意味が本当にあるか考えてみることも時には必要だと思いました。

あまりにも多くの人が、次に挙げた理由から嫌いな仕事を続けている。

  1. ほかに選択の余地がないと感じている。
  2. それ以上お金が必要でないことに気づいていない。
  3. もっと少ないお金でも生活でき、心から好きな仕事をしても支出を賄えることに気づいていない。

FIRE 最速で経済的自立を実現する方法より引用

今回の緊急事態宣言で、いろいろなことに気づき始めた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

  • 飲み会がなくなってお金が減らない。
  • 通勤時間がなくなって生産性が飛躍的にアップした。
  • 仕事が効率化できて、趣味の時間に多くの時間を使える。
  • 面白いことを言えるようになった。
  • そして、なんだか心身ともにいい感じだ。

いつもと違うライフスタイルを送ることで、いろいろな発見があります。

長い人生なのですから、いろいろな生き方を試してみたらよいと思います。

その中でこれはいいな、と思えるものをうまく自分の生活に取り入れることで、生活が豊かになります。

灰色の世界に別れを告げて、色鮮やかな世界を取り戻そうではありませんか。

FIRE 最速で経済的自立を実現する方法

FIRE 最速で経済的自立を実現する方法