7年ぶりに中検準1級を受験してきたのでレポートを配信いたします。
今年は中国語を勉強し直そうと決意した年でした。
記念すべき第100回はコロナで中止になって、その延期された回はパスして第101回にエントリーした次第です。
本当に受験しただけで偉いと思います。
今年は中検以外にHSK6級も連続受験して、目標の240点オーバーを成し遂げることができました。
しかし、今回受験した中検準1級はやはり難しかったです。レベル感的にはこんな感じです。
実務に即従事しうる能力の保証(全般的事項のマスター)
社会生活に必要な中国語を基本的に習得し,通常の文章の中国語訳・日本語訳,
簡単な通訳ができること。
(一次)新聞・雑誌・文学作品・実用文などからやや難度の高い文章の 日本語訳・中国語訳,及び熟語・慣用句などを含む総合問題。
(二次)日常会話,簡単な日本語・中国語の逐次通訳及び中国語スピーチ。
正直かなりレベル高いです。
英語に喩えると英検1級位のステータスはあるのではないかと勝手に思っています。
準1級を持っていれば、ビジネスでもそこそこ中国語が使えるでしょう。
中検1級は、ケンブリッジ英検のCPEクラスですね。
ということで、中国語をもう一度レベルアップすべく中検準1級に久しぶりにトライしてきました。
早速、解答が出ていたので自己採点してみました。
リスニング1⃣
7/10点(35点)
リスニング2⃣
書き取りなので不明(30点と予想)
リスニングは65点位だと思います。
やはり単語のレベルが高くて、ところどころ聞き取れないところがありました。
スピードはゆっくりで二回も流されるので聞き取れないのは完全に力不足です。
合格ラインが75点なので、今回は厳しそうな気がします。
筆記1⃣ 長文読解
6/10点(12点)
筆記2⃣ 空欄穴埋め(語彙、慣用語、成語)
5/10点(10点)
筆記3⃣ 慣用語や成語の意味
6/8点(12点)
筆記4⃣ ピンイン→簡体字と和訳
記述なので不明(14/24点と予想)
筆記5⃣ 中国語訳
記述なので不明(14/20点と予想)
筆記は、合計62点位と予想しました。
やはり全体的に語彙力不足ですね。
語彙、慣用語、成語の知識が足りてなさすぎます。一方、和訳と中国語訳はだめなりに頑張れたと思います。(個人の感想です)
ちなみに準1級の中国語訳はこんな問題が出ます。
(1) 大学を中退し、安定した職業に就けず、奨学金の返済ができなくなる「中途難民」が相次いでいる。中退すると、学業の機会が閉ざされるだけでなく、就職もより厳しくなり、多額の奨学金だけが残る。
(2) 中国では、最新の技術を生かしたサービス無人化の実験が進んでいる。無人コンビニは、その一つである。利用者はスマホをかざして入店し、店内のカメラが客の選んだ商品の金額を計算する。支払いは、店を出るときにスマホ経由で行う。
単語を知らないなりに頑張ったのですが、どのくらいの点になるか。
今回の試験では合格がかなり厳しい状況ですが、今後の課題が明確になりました。
個人的な感覚では、今回出題された語彙はキクタン中国語【上級編】中検準1級レベルやキクタン中国語【慣用句編】中級レベルで対応できません。
もちろん、上記から出題されているものもあるので一通りやっておいた方がいいですが、それだけでは不十分です。
中検準1級と言えば以下の書物が有名ですが、これでどこまでいけるかも不明です。
成語ならば以下のようなボリュームのある書物を一冊暗記する必要がありそうです。
私は昔に購入していて電子化しましたが、今はもう絶版になってしまっているようです。
あとは中検の過去問を解きまくるのと、様々な中国語メディアに触れるのがよいと思いました。
中検の過去問は以前の記事で紹介した高電社の過去問サービスを活用するのがよさそうです。
これを日々コツコツと続けて分からない単語をじわじわ吸収していきましょう。
あとは簡体字を書けるようにしておくことが大事です。
今回も「聊天」の「聊」が書けなくて悶絶したのと、「严重」の「严」が出てこなかったので残念でした。
で、テスト終わった後位にふと思い出すというね。
リスニングはディクテーションを取り入れて、基本的な漢字をすらすら書けるようにしておかないと、リスニング2⃣は対応できません。
とにかく中国語をたくさん聞き、中国語をたくさん読む。
語学もある程度上級になると、その言語にどれだけ触れるかが大事になるということです。
ということで、今度は中国語検定の準1級を合格できるように勉強していこうと思います。引き続き、中国語学習日記もお楽しみください。