単語帳をボロボロにすればいいってもんじゃない

私は高校生の頃に英単語の勉強に目覚めましたが、その時から意識していたことがあります。それは、単語帳を綺麗に使うことです。

世の中には、単語帳や参考書はボロボロになるまで使い込むのが美徳とされる風潮があります。

ボロボロになった単語帳を見て、私は単語帳がこんなボロボロになるまでやった。。みたいに思う人が少なくありません。

そのボロさ加減がまるで勉強のバロメータのように扱われています。

単語帳をボロくさせるために、わざと雑に扱っているんじゃないかと思う友人もいました。ちょっと水で濡らすと、いい感じになるそうです。

もちろん、単語帳や参考書が古くなったり、汚れたりするのは避けられません。経年変化していく単語帳に愛着が湧く人もいるでしょう。

しかし、私はこのボロボロの単語帳が受け入れられませんでした。

ボロボロになればなるほど、手に取るのが嫌になるからです。

正直、友人のボロボロの単語帳を見て、うわぁ、汚ねぇなぁ、、とか思っていました。

自慢気にそのボロボロの単語帳を見せてきて勉強自慢を始めたので、よくもそんな汚い単語帳を人前に晒せるな、と言ってあげました。

単語を学ぶ前に、物を大切に扱うことを学びなさい、と。

単語の勉強で大切なのは、その単語帳を自分が手に取りたくなるかどうかです。

私は綺麗な単語帳の方がやる気がでるタイプのDNAを持っていました。

だから、手に持った感覚とか、見た目とか、匂いとかがとても重要になります。

単語帳が汚くなるとやる気が暴落したので、できる限り綺麗に使うように心がけました。そうすることで単語帳を長い時間手に取ることができたからです。

もちろん、これは私個人の考えというか特性で、ボロボロの単語帳で勉強している人のことを悪く言っているわけではありません。

私は単語帳を綺麗に扱った方が勉強する気になったというただそれだけです。

どうしたら自分がやる気になるか考えることは大切だと思います。

丁寧に扱うメリットはそれだけではありません。

それは、丁寧に扱おうという気持ちが、勉強も丁寧にさせるということです。

目が届きにくい細かい部分にも注意し、一つ一つの単語にも真摯に向き合える。

あぁこの単語にはこんな類語があって、反意語があるのか。あぁ、これと似た単語が出てきたけど、何と混乱してしまっているのだろうか。

というように、様々なことに思いを巡らせ、勉強も丁寧になりました(個人の感想です)

みんな本を買う時はできる限り綺麗なやつを買おうとするのに、使い始めたら意外と雑。

買った頃のあの気持ちを忘れていませんか。

ノートの1ページ目の丁寧な字。

誰しも買った直後はやる気に満ち溢れているはずです。

単語帳を手に入れた時だってそうです。

あの気持ちをできる限り持ち続けられたら最強ではないでしょうか。

私の方法は、単語帳を綺麗に使い続けることでした。出会った時のあの気持ちを忘れずに。

物を丁寧に扱えば、勉強にもよい効果があると私は思っています。