広東語と私

私は大学時代にほんの少し広東語を学んでいたことがあり、社会人になってからも頻繁に(マカオで)広東語を使う機会に恵まれました。今回は広東語について書いてみます。

大学生の頃、以下の参考書を書いた千島先生から教わっていました。

広東語とは中国語の方言の一つで中国南部の広東省を中心とした地域で話されています。香港とかマカオも広東語です。

日本人になじみ深いのは、キョンシー、シューマイ、ワンタン、ヤムチャ、モウマンタイという言葉でしょうか。これらは全部広東語です。

あと中川家がモノマネしている中国人は広東語系です。雰囲気だけ広東語のやつね。

私は中国語の共通語(普通話)をある程度話せますが、広東語は全くの別物だという感想を持ちました。

その理由は、発音が全く異なるからです。

ただし、日本語の音読みに近い発音がいくつもあるので日本人であれば馴染みやすいものがあるのも事実です。

これは漢字が日本に入ってきたタイミングにもよるのでしょう。

「世界」とか「歴史」の発音は共通語よりも広東語の発音の方が日本語の発音に似ている気がします。

  • 世界:シージエ shijie(共通語)、サィガイ saigai (広東語)
  • 歴史:リィシィ lishi(共通語)、レックシィlik si(広東語)

食べるも共通語だと吃(チー chi)ですが、広東語は食(セッ sik)と同じ漢字を使います。音読みのショクと近いです。

また、声調という声の上げ下げも中国語の共通語は4種類ですが、私が習った広東語の方式(千島式)では6種類もありました。

まっすぐ伸ばす音だけでも3種類あるからこれは音楽的才能がないと無理だと思います。

色々難しいのは間違いありませんが、やはり広東語の独特のリズム感は魅力的です。特にあの語尾ね。~ラーとかいうやつ。

広東語の映画とか歌もたくさんあるし、簡単にアクセスできるので、それらが少しでも分かるようになるのは楽しいですね。

広東語でカバーされている日本語の歌もたくさんあります。

図書館で広東語の入門書を手に取って、久しぶりにやってみようかと気になりました。

基本的な単語は覚えているものもありましたが、忘れてしまっていることもたくさんあります。

私は香港に良くハイキングに行っていましたし、マカオで確率論を研究していました。

しばらくいけていませんが、またコロナが落ち着いたらハイキングと確率論の研究を再開したいなと思っています。

ということで、香港へ広東語の語学留学をするのも面白そうだと思いました。

香港中文大学で良さそうなプログラムがあるのを発見しました。

そのレポートはまた別の機会にお送りします。それではまたお会いしましょう。