英語で物語が書けたら、世界中の人に読んでもらえる可能性が高まります。今はインターネットで簡単に拡散できるので、英語で書く事が重要になってきています。
どうすればよいのか。
どんどん書いてみたらいいがな。
が正解になると思いますが、何か参考になる本はないかと思い探してみたところ、素敵な書物を見つけたので紹介します。
アマゾンの紹介文から引用します。
どんなに世界が失われてしまっても、僕らはみんな、この世界を生み直せる。それも、言葉で。もしかしたら、英語で。ひとりひとりが周囲を「観察」することが、大きな「洞察」をもたらすことなのだと、心優しい教師・レアードが言っている。この教室に入ろう。――古川日出男
「自分の言葉で書く、ということに――特に英語でそうすることに――興味がある人は、ぜひこの本を読んでほしい。興味がない人も、読んで興味を持ってほしい。どちらにしろ楽しい経験になるだろうし、読みおえるまでに、ずいぶんいろんなことを学んでいると思う」――柴田元幸
これは読むしかありません。
本書は、左側が英語、右側が日本語の英日対訳になっているので、英語が苦手な人も読むことができます。また、実際に英語でどのように書かれているかが確認できるのでおすすめです。
この本は英語で物語を書くことを前提にはしていますが、内容自体は日本語で物語を書く事にも通じるものです。
例えば、どのように物語を書けばいいのか、という問いに対して、以下の4つのアドバイスを送っています。
- 今朝起きてから目に入ったものを描写しよう
- 写真から物語を
- 君の人生、君の経験、君の物語
- 悲劇のあとに書く
それから8人の学生がそれぞれのアプローチを選んで書いた物語が紹介され、それをハント先生がフィードバック、そして最後にハント先生を含むプロたちの文章を紹介するという構成でした。
上記に挙げた4つのアプローチの一部は、私がブログを書くときに既に実践しているものもありました。
例えば、自分自身の経験は文章を書くネタになりますし、悲劇のあとは芸術的感性が研ぎ澄まされます。
悲劇の後に良い作品を生み出せることが多い気がします。
新鮮だったのは、今朝起きて目に入ったものを描写してみようというものです。
これはやったことがなかったので試しにやってみようと思います。
朝、目覚めるとクローゼットの隙間から誰かが覗いていた。
瞬きせずにこちらをじっと見つめている。
とても綺麗な目で、どこかで見たことのある目だった。
私は静かに布団から出て、クローゼットに近づいていった。
静かに、逃げられないように、徐々に距離を詰めていく。
息を潜めてゆっくり手を伸ばし、クローゼットに手が届きそうになった瞬間、誰かが私の肩を叩いた。
こんな感じでいいんですかね。
やはり日記でも何でもいいですが、文章を書いてみるといろいろな発見があって楽しいです。
また日々の生活の感受性も高まるので、何気ない生活が面白おかしくなります。
ぜひ皆様にも何か文章を書いて、発信してみてください。
今回紹介した本は、英語でも日本語でも何かを書いてみたいなと思う人におすすめの本なので、興味がある方はぜひ手に取ってみてください。