私の趣味は長距離走です。長距離走の面白さは、自分をちゃんとコントロールできるか、という部分にあると思います。
実は最近ほとんど走れていませんでした。いろんな活動に携わって忙しかったのと、そもそも夏は暑くて走る気にならなかったからです。
いつも夏は山に行ったり、フランスのシャモニーに避暑に行ったりしていますが、今年はそれができませんでした。
しかし、9月になってから涼しくなったので、ちょうどランニングを再開したところです。
少しずつ身体を慣らして、徐々に強度を上げていくつもりです。
最近読んだ以下のランニングの本をみなさまに紹介します。
マラソンランナーへの道はランニング初心者の方におすすめです。
「普段、運動はしていないけれど、一生に一度はマラソンを走ってみたい」
「初マラソンで歩いてしまったので、今度こそ完走したい」
「初マラソンで痛い目にあって、2回目のマラソンに躊躇している」
本書では、このような方々に知恵と勇気を授けたいと考えています。
本書は、サブ5やサブ4と呼ばれる、それぞれ5時間、4時間切りを目標としている人向けに書かれていますが、マラソンの練習方法や心構えについては上級者でも一読の価値はあります。
続・マラソンランナーへの道は男性でサブスリー、女性でサブ3.5を目指すような市民ランナー上級者の方におすすめです。
それぞれの目標を達成するために必要とされるトレーニングやレース戦略が科学的な知見を基に紹介されているのでとても参考になりました。
その中でも特に印象に残ったのは「マラソンはコントロールのスポーツ」であると言われていることです。私もまさにその通りだと思いました。
私はマラソンを通じて、己を知ること、自分をコントロールすることの重要性を学びました。
いくら練習でパフォーマンスが向上しても、マラソン本番で自分の力量を超えるペースで走ると後半失速します。
それはまるで自分の力を過大評価しすぎた愚か者への懲罰のようです。
まずは自分の力を的確に把握することが大切です。
自分はこの位の力だから本番はこのペースで走ろう。たとえ本番で調子がよさそうに思えてもそのペースを守り続けよう。
こういう謙虚さが必要です。
いかに自分にふさわしいペースを理解し、それを守れるか、すなわち自分自身をいかにコントロールできるかマラソンの成否を分けるのです。
人生の成否すら分けますね。
私はまさにここにマラソンの醍醐味が集約されていると思いました。
多くの人は、マラソンを完走したの達成感、自己ベストの更新など醍醐味として挙げます。
私はタイム以上に自分をコントロールできたことに喜びを感じます。
たとえ自己ベストでなかったとしても、イーブンペースで走り切れたり、後半ペースアップできたレースは、何とも言えない充実感で満たされます。
自分で自分を制した。
みたいな感動があるのです。
君たちには分からないだろうけど。
その自分をコントロールする力が、他の分野にも活かされています。
例えば、ブログを書くとか外国語学習とか長期投資などです。
マラソンを通じて、自己をコントロールする術を身に着ければ、ブログを継続し、語学を身に着け、お金も増やせる。かもしれない。
最高ではありませんか。
私はマラソンの自己コントロールがこれらの成果に密接にかかわっていると感じでいます。
走ることに興味がある方は、ぜひランニングを始めてみてはいかがでしょうか。
まずは自分の走りをコントロールして、人生もコントロールできるようになりましょう。