駐夫への憧れ

駐妻という言葉をご存知ですか?夫の海外赴任に同行する妻のことを駐在妻、略して駐妻と言います。駐夫は、妻の海外赴任に同行する夫のことです。今回はこの駐夫についてお伝えします。

日経新聞にこんな記事がありました。

有料記事なので、概要を説明します。

  • 妻がマレーシアへ二年間の赴任が決まる。
  • 夫は休職に難航するも配偶者同行休業で妻に三か月遅れて渡航。
  • マレーシアでは妻を徹底サポート。
  • 駐妻コミュニティはあるが、駐夫コミュニティはない。
  • SNSで知り合いを増やしていった。
  • 休職明けに転職活動したが、すぐに仕事は決まった。
  • 駐夫をした経験が仕事でも活きている。
  • 主夫生活に不安を感じている人の背中を後押ししたい。

という内容でした。

駐夫、最高じゃないかと思いました。

妻より3カ月遅れてマレーシアへ渡ると、仕事漬けだった生活は一変した。妻を仕事に送り出してから、掃除や食材の買い出しに精を出す。空いた時間は語学や中小企業診断士の資格取得に向けた勉強に没頭した。「今は自己研さんを積む時期。長い目で見れば自分のキャリアにもプラスだ」。自然に自信が生まれるまで、それほど時間はかからなかった。

妻が海外赴任、即「同行!」 キャリア形成は夫婦一緒に: 日本経済新聞

 

国内で仕事するよりそっちの方が明らかにいいだろ、と突っ込みを入れたくなります。

私だったら即退職ですよ。妻から電話貰った瞬間に退職ですね。理由も明確なので、退職理由に頭を悩ます必要もありません。

実は私も駐在したことがありますので、駐妻のコミュニティや時間の過ごし方についてはいろいろとお話をうかがったことがあります。

もちろん、慣れない海外生活でストレスがたまることもあろうかと思いますが、中には海外生活をエンジョイしていらっしゃる方もあるようでした。

駐妻コミュニティで頭角を表し、外国語の堪能なスーパー駐妻がいるようです。そういう方々は海外生活を堪能してらっしゃるご様子でした。

駐妻コミュニティについて言うと、日本人の知り合いが増えるのは心強いとは思いますが、やはり狭いコミュニティなので、そのうち息苦しくなるはずです。

この駐妻コミュニティの人間関係に悩む駐妻も多いと聞いたことがあります。

その点駐夫はそんなコミュニティがありませんから、勝手気ままに暮らして、必要あれば適度に駐妻と交流を交わせばいいのです。

独り寂しく海外で暮らす駐妻の話相手になってあげる。

あかんではないか。

ちょっと怪しい気配が漂ってきます。

私は駐在経験がありますから、駐夫としての適性はあると思います。

外国語も短期間で覚えますし、買い物も洗濯も掃除もします。高級食材を買って、ちゃんと日本食も作ります。空いた時間はブログを書いて、ケンブリッジ英検の学習もします。夜は妻を労い、仕事の話を聞いたり、週末の予定について語りあったりします。

めちゃくちゃええじゃないか。

ということで、駐夫になれたらとても楽しいだろうなぁ、、となりましたが、まずは夫になる努力が必要なことを思い出し、この夢を諦めることに致しました。