FIRE(Financial Independent Retire Early)=経済的独立、早期退職するためにどのくらいの資産が必要かについてはいろいろな説がありますが、6000万円位あるとだいぶ余裕があると思います。
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FIREを支える理論はベンゲンの4%ルールです。
米国の過去のデータを使い、「株式50%、長期債50%のポートフォリオの場合、インフレ調整後の引出率3%であれば26年以降のどの30年間をとっても資産は持続した」と分析し、「今後35年間でも50~70%の株式比率であれば、インフレ調整後の引出率4%で資産が枯渇しない」と論じている。
この引出率4%は、SWR(Sustainable Withdrawal Rate=持続可能な引出率、またはSafe Withdrawal Rate=安全引出率)と呼ばれ、この考え方は「ベンゲンの4%ルール」と呼ばれている。
もし資産が6000万円あってそれを50~70%の株式比率で運用すれば、4%の引き出し率、つまり、年間240万円を使っても資産が枯渇しないということです。
年間240万円だと、月20万円です。
これだけあれば結構余裕があるのではないかと思います。
さらに、インフレ率はアメリカを想定しているはずですが、これが日本だったらインフレ率はそこまで高くならないかもしれません。
そうなると、4%の引き出し率では余裕がある可能性もあります。
とはいえ、上記記事の中でも指摘があるように、あくまでも過去のデータであることに注意が必要です。
4%を理解するうえで大切な点が2つある。1つ目は「過去の市場パフォーマンスを使ってシミュレーションした結果」であること。市場パフォーマンスがどうなるかによって「資産が枯渇しない引出率」が従属的に決まるということだ。米国における4%が日本でも適用できるかどうかには疑問が残る。
もう1つは、「持続可能な引出率」と呼んではいるが、実際にはその「率」は退職時点の資産額に対して適用しており、4%で計算した金額はインフレ調整しながらもその後ずっとその金額で引き出すものだ。「率」と称しているが実際は「定額」引き出しである。そのため前述の300万円の引き出しと同様に「収益率配列のリスク」を内包していることになる。
この記事では、「米国における4%日本でも適用できるか」と言っていますが、日本にいても米国株や世界株式に投資しておけばそのリターンは変わりません。だから、問題は世界の株がこれからも上昇し続けるのかという点です。
また、インフレについては日本のインフレ率が米国を上回る可能性は低いとみています。
もしそんなことが起こったら日本は相当やばくなっているはずです。その状況になったとしても株に投資しておいた方がよいはずです。
以上より、未来がどうなるかは分かりませんが、以下の方針が理想的と言えそうです。
- 世界株や米国株インデックスに50%以上投資し続ける
- 日本で暮らす
- 自分の好きな仕事でお小遣いを稼ぎ続ける
日本人であれば、これが最適な生存戦略ではないかと思いました。
資産を6000万円位作れば上記のような生き方が可能となり、日々の生活の幸福度がアップするはずです。
引き続き自由度の高い生活を求めて精進していきます。