金利が上昇したら奨学金はどうなるか

将来大学に行った時のために奨学金の情報などにも注意を払うようにしていますが、日経新聞に奨学金と金利についての記事があったので情報共有させていただきます。

主に日本学生支援機構(JASSO)について以下の記事のポイントをまとめます。

  • 給付型と貸与型があり、貸与型は第1種(無利子)と第2種(有利子)がある
  • 第2種は、最大月12万円で4年間だと576万円
  • 今年3月の卒業者に適用される利率は0.905%(固定金利を選択した場合)
  • 上記利率だと、元利合計は約632万円で、毎月毎月2万6000円強
  • 利率は1年前と比べ0.5ポイント強上昇
  • 奨学金の利率は3%まで
  • 同じ条件の元利合計は775万円で、月3万2000円強の返済

2017年度から給付型の奨学金ができたのは知りませんでした。私の時代にもそんなものがあったらよかったのに、、と思いました。

このように、金利が上昇するとその分奨学金の利率も上がり、その上限は3%ということがわかりました。

最も多くの人が借りている第2種であれば、そこまで要件も厳しくないようなので、可能であればこれを借りておくのが望ましいと思います。

やはりお金が手元にあった方がいろいろな選択肢を持つことができます。

金利が上がるとはいえ、なかなかこのような好条件でお金を借りることはできませんし、万が一収入が途絶えるなどのトラブルがあったときには猶予してくれる制度もあります。

もちろん、借りたお金を返さなければならないのは当たり前なので、この記事にも書いてあるように、社会人になってからの毎月の返済額が実現可能なレベルか検討する必要があります。

ところで、あくまで仮のお話ですが、大学卒業時に576万円を運用に回せたら、、という妄想をしてしまうのは私だけではないでしょう。

例えば、米国インデックスに一括投資して、年利7%で運用すると、20年で2,229万円になるようです。

または私が今使っている外貨預金に預けたら、、その利子だけで奨学金返せるんじゃ、、なんて考えると夢が広がります。

今は100万円預けて毎月6000円位の利子が得られているのでこれは、、、

要は、奨学金キャリートレードですね。

安い利率でお金を調達し、より高い利率で運用する。第2種の利率1%で最大3%の上限があるのはかなり良い条件ではないでしょうか。第1種の無利子なら確実に儲けが出ますね。

もちろんこれはあくまで想像の話ですが、今のお金の方が未来のお金よりも価値があるということを思い出させてくれるエピソードです。

私が大学に行く頃にはどうなっているのだろうか。そもそも奨学金を借りることができるのか。

人生100年時代とかリスキリングとか言われる時代になったので、社会人も学び直しがしやすい世の中になればいいなと思います。