中国の観光ビザ(Lビザ)を申請する方法と注意点(2023年5月)

中国の観光ビザ申請に行ってきたので、その方法と申請の際の注意点をメモしておきます。申請するだけで4時間近くかかりました。

これは私が申請した2023年5月時点の情報で、申請の方法や必要書類も個人により異なるので注意してください。申請するときはオフィシャルサイトの注意事項をよく読むことをお勧めします。

受け取りについてはこちらをどうぞ

では申請手順です。

まず、中国ビザセンターのウェブサイトでオンライン申請します。

高速リンクというところをクリックするとオンライン申請の画面にいきます。

オンライン申請の注意点がいくつかあります。

まず、写真のアップロードがなかなかうまくいきません。

写真自体はアップロードできますが、背景が白じゃないとか鮮明じゃないとかいろいろツッコまれてなかなか次に進めませんでした。

また、私は白いシャツで撮ってしまったのですが、背景と同化すると撮り直しを求められることがあるらしいので要注意です。

私は家でスマホで撮りました。アップロードした写真をなかなか認めてくれませんでしたが、ちょっと加工して白っぽくしたら無事に通過しました。そのデータをピクチャン というアプリで指定の大きさ(48mm×33mm)にして、コンビニで200円で印刷したものを持ち込みました。センターでも証明写真を撮ることはできます。

以前に中国のビザを取得したことがある人はその情報を入力する必要があるので、パスポートが変わってしまった人は、昔のパスポートを用意しましょう。

あとは必要事項を記入すればオンライン申請が完了し、ビザセンターの予約をすることができます。

東京のビザセンターは、有明フロンティアビルB棟の12階です。

最寄駅は東京ビッグサイト駅ですが、国際展示場からでもそんなに遠くありません。

私は12時30分から45分の時間で予約をしていきましたが、この時間通りに手続きはできないので要注意です。ビザセンターに入るとまずその人の多さにびっくりしました。

係の人に予約表を見せると、長蛇の列の最後尾に並ぶよう指示を受けます。これが番号札をとるための列です。

その列の先には係の人がそれぞれの書類を不備がないかチェックし、その審査をパスすると整理券が渡されます。私が番号札とるまで80分が経過していました。

必要なもの

  • 予約表のコピー
  • 申請票のコピー
  • パスポートの写真のコピー
  • 写真
  • 航空券の予約表
  • ホテルの予約表
  • 過去のパスポートでビザを取ったことがある人はそのパスポート

ビザを取る前に航空券を取るのはちょっとリスキーな気がしましたが、しょうがないのでリーズナブルな便を7万円くらいで取りました。

ホテルはキャンセル可能なホテルを予約して、その予約表をコピーして持ち込みました。これは後でキャンセルする予定です。

書類審査の一発合格はやはり難しかったです。

私の場合、パスポートのコピーがB5だったのでそれをA4にすること、直近のビザ(Mビザ)と外国人居留証と直近の中国入国スタンプのコピーを併せて取るよう指示を受けました。昔のパスポートも持ってきておいて本当によかったです。

ウェブサイトの説明をよく読めばそのことは書いてありますが、私はその点を見逃していたので危なかったです。

これでまた並び直しだったら泣き出すところでしたが、並ばずに持ってきて良いとのことだったので、センターにあるコピー機ですぐにコピーを取ってお姉さんに渡し、整理券を無事に取ることができました。

十分想像できることですが、センターには予約した日程と違う日程でゴリ押ししようとしたり、いろいろ揉めている人がいたりしてカオスでした。中国人の受付の方は、ルールを辛抱強く日本語でおじさんに説明していて、その姿に私は感銘を受けました。

もらった整理券には86人待ちという途方もない道のりが記されていましたが、一次関門を突破したので少し気が楽になりました。ここから86人を消化するまで2時間ちょっとかかり、無事に書類を提出できたのは4時過ぎでした。

窓口では、細かい不備を訂正させられ、その箇所にサイン、というのを何回か繰り返し、両手の指紋を取られて終了です。通常の申請では、4営業日ほど(火曜申請で金曜受け取り)でビザが取得できるようです。費用は8,500円で受け取りの際に支払うことになっています。お金をもっと積めば受け取りを少し早くすることもできます。

ということで、なんとか無事に一回で申請を済ませることができましたが、12時から16時までかかったので一仕事でした。

さすがに中国観光の度にビザを取るのはちょっときついですね。。今までのようにビザなしで中国へ観光が行けるようになればいいなぁと心から思いました。

受け取りの手順についてはまた追ってレポートを配信いたします。中国観光ビザを取る方の参考になれば幸いです。