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30歳サラリーマン米国株投資日記

35歳セミリタイアを目指してみる

資本家になるか、労働者になるか

セミリタイア 読書

普段あまり意識することはありませんが、日本は資本主義社会であり、多くの人はこの資本主義社会のルールの中で暮らしています。このルールを知ることは、資本主義社会を生きていく上で不可欠なことですが、よくわからずに生きているという人が多いと思います。私もそのうちの一人ですが、まずはこのルールをもう一度勉強しておきたいと思います。

このことを非常に分かりやすく説明している書籍があります。今回は資本主義社会の仕組みの部分にフォーカスしますが、他にもお金と投資についてとても分かりやすく説明されており、とても素晴らしい内容だと思いますのでぜひ興味がある方は読んでみてください。

では、資本主義社会というのはどのような仕組みなのか。本書から引用します。

資本主義社会というのは、「資本」を持っている「資本家」と自分で働く「労働力」しか持っていない「労働者」で成り立っています。(中略)言い換えれば、資本家が労働者の労働力を買って利用して利益を生み出し、資本家のお金を増やす社会なのです。 

もちろん、会社員は「労働者」で「資本家」に雇われて労働力を売っているだけ、つまり労働をして対価としての給料をもらっているだけということです。

では、資本家になるにはどうしたらよいのでしょうか。簡単です。

株式を買って保有すればよいのです。つまり会社のオーナーになるということです。

資本主義社会でお金を稼ぐ方法は、労働力を売って給料をもらう「労働者」になるだけではなく、会社の株式を買ってその会社の「資本家」となることでもお金を稼ぐことができます。もちろんその両方も可能です。

私の父親はサラリーマン、母親は専業主婦という家庭で育ちましたので、大人になったら父親のようにサラリーマンになってお金を稼ぐものだと思い込んでいました。労働なしにはお金を得ることはできないと信じていました。大学に入って就職活動をしていたときも、自分が「資本家」になることなどは一切考えずに、いかに「労働者」になるかについて考えていました。

ところが、いざ会社に入って仕事をしていくと、どうしても腑に落ちないことや自分の意に反することをしなければならないことがよくあります。変な人間関係を気にするあまりストレスを抱え込んでしまうことも少なくありません。自分が成果を上げても、給料が飛び抜けて上がることもありません。もちろん会社や上司の問題もあるかもしれませんが、どこの会社にいようと同じような問題はあるのではないでしょうか。つまり、会社を替えるだけでは解決になりません。早くこんな生活から脱出したい、自由に生きたいという思いが日に日に強くなっていきました。

しかし、脱出しようと思っても生きていくにはお金が必要です。まずは当面生きていくためのお金を作ろうと考え、なけなしの資金を使って投資を始めるに至りました。これは今考えてみれば、「労働者」から「プチ資本家」への小さな転換点でした。最初の投資は大失敗に終わりましたが、そこから得るものは大きく、今の投資にも十分に活かされていると思います。

「働かなくてもお金を稼ぐことができる」という事実は当たり前のようですが、それほど社会に浸透していないというのが実情です。実際そのような考え方は、人によってはあまりよろしくない印象を抱かせる恐れすらあります。しかし「プチ資本家」になってから、元手さえ増えれば働かなくても生きていけるかもしれないという実感が生まれ、出来る限り早く元手を増やす方法をいろいろと模索してきました。このころから少し「資本家」的な考え方がついてきたような気もします。

さらに、サラリーマンとして働いている時間、それは実働時間以外にも、食事会からゴルフなど週末の仕事まで含め、これらの時間を全て自分のために使ったらどうなるのだろう、これを自分のために使いたい、と思うようになりました。もしかしたら、今の給料と同じくらいのお金が稼げないだろうか?

しかし、私の同年代にはこの考えに同調してくれそうな人はなかなかいませんでした。

最近よく思い出すスティーブジョブスのこの言葉。

「もし今日が最後の日だとしても、今からやろうとしていたことをするだろうか」と。「違う」という答えが何日も続くようなら、ちょっと生き方を見直せということです。

"If today were the last day of my life, would I want to do what I am about to do today?" And whenever the answer has been "No" for too many days in a row, I know I need to change something.

サラリーマンの多くのひとは「違う」という答えが続いているのではないでしょうか。しかも、何日どころか何十日、何百日、何千日と続いている人もいるかもしれません。私もそうです。

そうであれば、ちょっと生き方を見直した方がよいのかもしれません。もし労働者として自分の理想的な生き方ができないのであれば、資本家になることを目指すしかありません。

外資系金融マンがわが子に教えたい「お金」と「投資」の本当の話では、次のように子供に教えるべきだと言っています。

やりたいことがあるなら、まずは労働者としての価値を高めて、労働者として働いてお金を手に入れよう。そのお金を貯めて、そのお金を使って資本家になって、好きなことをしたらいい。

好きなことをしたいのであれば、資本家になれ。まずは労働者としての価値を高めるための勉強と経験をしなさい。もし将来子供ができたら、このようなことを教えられる親になりたいと思います。そして、お父さんもそうだったんだ、と将来言えるような生き方をできればしたいです。

大事なことは「資本家」と「労働者」どちらがいいとか悪いとかではなく、その仕組みと役割を知った上で、どちらか自分に合っているのか判断し、選択することだと思います。今後セミリタイアをした場合、「資本家」になるのでしょうが、それがうまくいくか分かりませんし、うまくいかなかったらまた「労働者」になるという選択肢もありえます。

「資本家」になるか「労働者」になるか。

今後も自分がどのように生きていくのかを考えながら、最適な決断を下せるように生きていきたいと思います。この問いかけは若いうちから反芻しておくべきで、早ければ早い程良いと思いました。