何を捨て何を残すかで人生は決まる

何を捨て何を残すかで人生は決まる という本を読みました。人から見ればわがままに思えるような「したくないこと」を取り除いた時に、幸せを感じるなら、そのために何を持ち、何を持つべきではないかを考え、選択していくことが重要だと言っています。

では、何を捨てて、何を残すかについて、どのように判断していけばいいのでしょうか。本書では、「実験」をすることを提案しています。

仕事も、お金も、人間関係も、あえて新しいやり方、考え方を試してみることで自分にとって何が必要で、何が必要でないかが見えてくる。人生は1つの壮大な実験です。正解でも不正解でも、成功でも失敗でも、そこで得た経験はあなたの財産になります。

引用元:何を捨て何を残すかで人生は決まる (青春新書インテリジェンス)

普段何も考えずに生活していると、ルーティン化されたタスクに身を任せっきりにしていることに気づきます。例えば、朝ごはんはいつも食パンとコーヒーとか、毎日決まった通勤ルートで出勤とか、色々あると思います。もちろんルーティン化することが必ずしも悪い訳ではありません。実際に、ルーティン化することで効率化される作業や業務もあるからです。しかし、決めつけた作業を行うだけでは、思考停止に陥ってしまうリスクがあることも忘れてはいけません。だから、日々の生活の中にちょっとした実験を取り入れて、新しい経験をすることが大切です。

例えば、通勤ルートを変えて見たり、いつもと違うものを食べて見たりするだけでも実験になります。これらはほんの小さな実験かもしれませんが、いつもと違うことをしてみることで、新しい経験を積むことができます。そして、このような実験を繰り返していく中で、何が自分にとって必要で、何が必要でないかが少しずつ分かってきます。

私は、35歳でセミリタイアしようという目標を掲げていますが、この本を読むとすぐにセミリタイアするのは危険だということを気づかせてくれます。なぜなら、本当に35歳でセミリタイアすることが、自分の思い描いている通りのものか、まだ判断できないからです。簡単にいうと実験不足です。

ですので、これから5年間はいろんな実験を積み重ねて、本当に自分にとって必要なものは何か考え直し、セミリタイアが自分にとって本当に理想的な選択なのか確かめて行きたいと思います。とりあえず三ヶ月位仕事をせずに遊んでみようかな。。