私は30代で資産1億円を作れたらいいなぁ、と思っていますが、それを達成するためには幾重にも立ちはだかる壁を乗り越えなければなりません。
最近特に辛いなぁと思うのは、一瞬のうちに1,000万円単位で資産が減ることです。
先日、総資産が9,000万円に到達して調子に乗っていたら、その翌日くらいから一気に株価が下落して円高にもなり、たった2週間ほどで1,500万円くらい資産が減りました。
読者のみなさまにとっては1,500万円なんて小銭かもしれませんが、私にとっては大金です。
株価急落があると、コロナショックはこんなもんじゃなかった、とか、リーマンショックはこんなもんじゃなかった、とかいう声もよく聞きます。
確かにそうですが、その時より投資額ははるかに大きくなっています。
当時よりも今は株価が上昇しているので、当時より多くのお金を投資している人もたくさんいるはずです。
ほんのちょっとの下落率で自己ベスト更新することもあるでしょう。
インパクトがあるのは率よりも額です。
過去の事例と比較することは難しいのではないでしょうか。
私の場合は、レバレッジETFのSOXLとTECLが特にバブっていたので、最速で資産減少記録を更新してしまいました。
このように、資産が増えれば増えるほど下落の痛みが大きくなるのは当たり前ですね。
資産が1億円に近づけば、たった1%で100万円、10%で1,000万円です。
インデックス投資なら一気に10%の下落になることは滅多にありませんが、今回のように円高と一緒に株が下がれば、1,000万円くらいの減少は起こりえます。
資産1億円を目指すということは、1,000万円単位の下落を受け入れなければならない、ということを学びました。
そんなに下落が辛いならリスクを取りすぎだから株の比率を減らした方がいいんじゃ、、なんて言われてしまうかもしれません。
しかし、この考えには反対です。
なぜなら、資産が増えたらまた1,000万円単位で資産額が増減するゾーンに突入するはずだからです。
結局、資産をさらに成長させたいなら痛みに耐えなければならないじゃないか、と。
資産減少が怖いからといってポートフォリオの株比率を下げるのは資産増のスピードを遅らせるのみならず、辛い現実から目を背けているだけの逃げである。
と自分自身を鼓舞しているところです。
まぁそれで精神崩壊したり、全株売却してしまったら元も子もないんですけどね。
ということで、まぁこのまま頑張るしかないよね、という結論に辿り着きました。
私の場合、レバレッジETFで博打をしているのがいけないのですが、レバレッジを効かせた下落を体験できているのはよいことです。
将来もっと資産が増えた時の予行練習となっています。
さて、私たちは資産運用のシミュレーションをするときに、右肩上がりの綺麗なグラフを想定しがちです。
毎月いくら積み立てて、年利何パーでいったら、何年後には1億円か、みたいな。
しかし、資産が増えた時に日々どのくらいの変動額になるかまで考えることはあまりないかもしれません。
シミュレーションをするときは、目標資産額に到達する直前の資産変動額がどのくらいになるのかも確認してみてはいかがでしょうか。
場合によっては、一日に数百万、ひと月で数千万円が吹き飛ぶ可能性があるかもしれません。
え?
となるはずです。
お金持ちになるということはそれに立ち向かう勇気を持つということです。
あぁ、株式投資は、奥が深いなぁ、楽しいなぁ、と改めて思うのでした。
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