約束の場所

大学時代によく聞いた歌の一つにCHEMISTRYの「約束の場所」という曲があります。

そこまで有名な歌ではないのかもしれませんが、歌詞がとても気に入っており、なぜか今でもずっと私の心の中に残っています。その歌詞の一部を引用して紹介したいと思います。

それがどんなに大きな夢に思えても僕は

一番叶えたい事を夢に持って生きていくよ

あのときやっぱり諦めなきゃよかったと

ふとした拍子に思い出しては悔やむことなんてしたくはないから

途中でもし死んでしまってもひたむきに夢と向き合えば

きっと同じ未来を描くだれかが受け継いでくれる

 私が特に共感したのは「諦めなきゃよかったと悔やむことなんてしたくはないから」というところと、「死んでしまってもひたむきに夢と向き合えばだれかが受け継いでくれる」というところです。人それぞれ色々な生き方があると思いますが、だれしも死は避けられません。そして死がいつやってくるかも分かりません。ましてやゲームのように復活することもできません。ですのでやりたいことがあれば後悔しないよう思う存分やっておいた方が良いと思うようになりました。

老後のための資産とよく言われますが、老後まで生きている保証はどこにもありませんし、一週間後にもしかしたら私はもう死んでいるかもしれないのです。そう思うと、今しかできないこと、好きなことや今やりたいことがあればそれをどんどんやっていくべきだと思います。

もちろん、やりたいことをやろうとするとどうしてもお金や時間が必要になりますが、重要なのは、たとえ他人に何と言われようと自分の好きなことを大事にして、とことんそれを突き詰めていくことだと思います。決して諦めずにひたすら続けるのです。そうすることで、無から少しずつ具体的なものが生まれ、いつしか立派な自分自身の作品が出来上がります。そんなもの何の価値もないと思うかもしれませんが、それは自分がいなくなっても誰かが受け継いでくれたり、またはそれ自体がまるで命を得たかのように生き長らえるかもしれません。

諦めなきゃよかったとふとしたときに悔やまないように、叶えたい事に一歩ずつ向かっていきましょう。進む方向さえ合っていれば時間はかかるかもしれませんがいつか必ず辿り着きます。