中国語検定1級のレベルについて調べてみた

中国語検定1級合格を目指して勉強しているのですが、この試験はとても難しく受かる気が全くしません。そもそも中国語検定1級とはどのようなレベルなのか調べてみました。

まず出題内容は下記の通りです。オフィシャルサイトから抜粋します。

高いレベルで中国語を駆使しうる能力の保証
高度な読解力・表現力を有し,複雑な中国語及び日本語(例えば挨拶・講演・会議・会談など)の翻訳・通訳ができること。

(一次)時事用語も含む難度の高い文章の日本語訳・中国語訳。熟語・慣用句などを含む総合問題。

(二次)日本語と中国語の逐次通訳。

※1級合格者は通訳案内士試験の外国語筆記試験が免除されます。

出典:中検_出題内容

次に過去5年間の合格率を調べてみました。中国語検定は年三回試験がありますが、1級は年に1回しか受験できません。

第87回(2015年11月)受験者数:336人 合格者数:15人 合格率:4.5%

第84回(2014年11月)受験者数:310人 合格者数:11人 合格率:3.5%

第81回(2013年11月)受験者数:298人 合格者数:15人 合格率:5.0%

第78回(2012年11月)受験者数:265人 合格者数:4人   合格率:1.5%

第75回(2011年11月)受験者数:258人 合格者数:13人 合格率:5.0%

うーんやっぱりかなりの難関試験ですね。1級に挑む人はそれなりに実力をお持ちの方でしょうから、それでこの合格率はかなり低いですね。第78回の1.5%は相当やばいですね。じゃあいったいどんな問題がでているのでしょうか?中国語が分からない人でも分かりやすいのは中国語訳の問題だと思いますので、第87回から一題抜粋しています。すべてウェブサイトからダウンロードが可能です。

5.(2)私はファイナンシャルプランナーとして家計相談を受けることが度々あるが、最近共働きの夫婦が増えていることを実感している。男女雇用均等法による女性の社会進出も一因ではあるが、長引く不況で若者世代の給料が伸び悩み、男性一人の収入ではゆとりのある生活をするのが難しいという背景もある。

出典:第87回試験問題 http://www.chuken.gr.jp/tcp/test/87/T087_1A1.pdf

その他過去2回分はこちら

第84回試験問題 http://www.chuken.gr.jp/tcp/test/84/T084_1A1.pdf

第81回試験問題 http://www.chuken.gr.jp/tcp/test/81/T081_1A1.pdf

まずファイナンシャルプランナーでいきなりやられますね。興味ある方はご自身で調べてみてください。あぁその単語の一部聞いたことあるかもという表現です。

特に厳しいのが最低合格点が85点以上であることです。出題内容が難しいうえに合格得点も上がってしまうのはどうなんでしょう。他にもブログで色々調べてみると、中国人でも容赦なく不合格になりうるとか、合格まで10年かかるとか、かなりめちゃくちゃなことが書かれています。

まぁ相手にとっては不足はありません。私は来年中に受かるよう日々コツコツ勉強していきたいと思います。

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