英検1級のエッセイ対策はブログを書く時にも役に立つ、というお話です。
英検1級のエッセイとはどのような試験なのでしょうか。2016年度第三回試験問題は下記の通りです。
- 与えられたトピックについてエッセイを書きなさい。
- あなたの答えを支持する3つの理由を書きなさい。
- 構成:序論、本論、結論
- トピック:死刑は日本で禁止されるべきですか?
こんな感じです。私が受験した10年近く前よりも設問が変わっている気がします。以前は、キーワードが示されていて、それを3つ以上カバーしないといけないとかそんな感じだったと思います。
いずれにせよ20分位の時間で、考えをまとめて論理構成を組み立て、文章にしなければなりません。中身がどうのこうのというよりも、いかに自分の使える表現を理路整然と組み立てるかが重要になります。
でもこの形というのは実際ブログでもたまにみかけます。「〇〇する3つの理由」というのはまさにこのパターンと言えるでしょう。私もこの形を用いていくつか記事を書いたこともあります。
しかし、理由を3つ挙げるというのは思いのほか難しいことがよくあります。
実際に、私が受験したころの英検はキーワードがいくつか示されていて、ポジティブ系とネガティブ系の両方がありました。
そこで、私が考案したのは、イントロ+賛成する2つの理由+譲歩として反対意見1つ提示+結論(反対意見も少し考慮した)という形です。
こちらの方がエッセイを組み立てやすいですし、反対意見も取り込むことで、より説得力があるように見えます。例えば、「確かにこういう反対意見があるのは理解できる、でもね」と譲歩してからまた持論を展開するパターンです。
こんな感じです。
トピック:株式投資をすべきか?
- イントロ:株式投資すべきだ
- 理由1:長期的には期待値プラス(シーゲル教授、ダウ平均)
- 理由2:世界の経済動向に敏感になって知見広がる(身銭切れば経済ニュース気になる)
- 反対1:株価暴落で大損する可能性もあるではないか。→もちろんある。だから生活を維持できるお金はのこす。そして長期分散投資する。
- 結論:損する可能性もあるけど、長期的に見れば、全世界株式とか米国株の期待値はプラスらしいし、自ら投資を通じて世界の経済活動に参加するのは知見を広げるのにも有意義じゃないか。だから株式投資すべき。
的なことが書ければ、ほぼ満点レベルのエッセイが完成すると思います。このように英語のエッセイの書き方を学ぶと少しはブログの記事を書くときにも役立つと思います。